旬の平目を昆布〆に


魚屋の前の通りで信号待ちをしていると、店のお兄さんがこちらを見つけて「おいでおいで」と手招きをする。
ははぁ、あれはとびきりのオススメがあるときの笑顔だ。横断歩道を小走りで店先へ飛び込み「今日はなあに?」「平目とブリだよ。見てみなコレ!」「美味しそう〜!サクどりしてね、ブリは腹の方をくださいな」養殖魚を食べないことはお兄さんも承知なので、もちろん両方とも天然だ。
天然モノしか食べないなんてゼイタクねぇと思う方もいるかもしれないけれど、そうかな? 店をのぞいて天然&近海モノがなければ、あるいはお値段に手が出なければ、その日は豆と野菜の献立へチェンジするだけだもの。「今日はコレでなくちゃ」という考えをやめればカンタン。不自然な環境で生産調整されて育てられ、挙げ句に天然より劣るとか不味いとか言われる養殖魚クンを思うとせつない。
買い物カゴへ魚たちがおさまったとき、1週間の米国出張を終えた夫から「成田に着いた」コール。「ブリはどうする?」「ブリしゃぶ!!」はいよ。平目は昆布〆にしよう。ブリを味見すると甘くてとろけるような脂〜、ウマーい。刺身用を数切れ引いてあとはしゃぶしゃぶに。箸休めはひたし豆、新わかめの三杯酢、菜の花の芥子味噌和え、沢庵。



平目の昆布締めのつくり方


平目は軽く塩をふってから薄くそぎ切り。昆布は酢と酒で湿らせておきます。
昆布の上に並べて、

上から昆布をのせてサンドイッチ。ラップに包んで冷蔵庫へ。2,3時間で食べられます。これは3段にサンド(昆布の節約利用。ケチだなー。あ、昆布も刻んで添えてください。さらに残ったのはブリしゃぶ鍋の出汁に)
翌日までシメて飴色になったのは、お茶漬けが美味しい。





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