キャロット・ラペ( Carotte râpée) 夏みかんドレッシング


キャロット・ラペ( Carotte râpée)のラペは細切りという意味で、早い話が人参サラダです。
庶民的な食堂にはだいたいどこにでもあるメニューの、おふくろの味的ソウルフード。以前、フランス人の友から教わったレシピは千切りの人参をオレンジジュースに漬けるというもの。サラダといえばなんでも酢とオイルでつくるものだと思っていた当時、フレッシュオレンジを絞ったドレッシングとは、目からウロコでした。家庭ごとに様々なレシピがあるそうで、以来わたしも色んなバリエでしょっちゅうつくる。ひとりにつき人参1本は軽ーく食べられるし、なんたってカンタン。
手作りの夏みかんジャムを頂いたので、今日はそれをドレッシングに。ほろ苦さも甘さもちょうど良くて美味しいの。しかも可愛いイラストのラベル付き! 心のこもったスペシャルな贈りものThank you!! 夏みかんはBEACHの庭になっていたもの、そしてオーガニックの人参は近所の農家さんから。地産地消&オーガニックの輪はこうして広がる〜〜、のね。


キャロット・ラペ Carotte râpéeのつくり方
人参は千切り(ギザギザの歯がついたスライサーでも)にして軽く塩をふる。レーズン、松の実、オレンジの絞り汁、コリアンダーパウダー、好みでクミンを加え、なじませる。食べる直前にEXバージンオリーヴオイル、胡椒を引いて。オレンジマーマレード・ドレッシングならレモンもちょっと絞って酸味を調整。オレンジを濃縮還元のジュースで代用するのはおすすめしません。あれは香料を添加しただけの只の水ではないか?と常々思うほどおいしくない。こういった、ほとんど工業製品と言えるモノを口にすると、なんだか情けないっていうか、悲しいキモチになってくる。今は、国産オレンジが安く出回る時期ですから、どうぞ使ってみてね。人参とオレンジはどちらも冬が旬。好相性のマリアージュだなぁって、しみじみ感じます。

コリアンダーはタイ料理などに添えるパクチー、香菜のこと。好きな人はだーい好きな、あのキョーレツな香りがするのは葉っぱの方。シード(種)は甘く、ほんのり柑橘系の香りがします。サラダドレッシングやケーキの隠し味に使えば、いつもの家庭料理がグッと洗練される。ぜひお試しください〜




BEACH ↑夏みかんの木
http://www.beach-hayama.com/





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