摘果メロンのソムタム（ส้มตำ 青パパイヤのサラダ）

地元の農家さんから珍しいもの。写真奥の緑色の丸い野菜は「摘果メロン」と呼ばれる、熟す前の青いメロン。
メロンは、大きく甘くするため１本の木につき１個の果実だけ育てるのだそうです。残りのはまだ小さいうちに摘み取ってしまう。間引きした若い実も「漬け物にして食べるとウマいよ」と聞いてわけてもらった。ごくたまにスーパーマーケットでも見かけることはあったのに「どうやって食べるの？」「おいしいかなー？」と躊躇して、買うところまではいかなかった。生産者の方から調理法を聞けばさっそく食べてみたくなるのだから不思議。しかもこれが十数個で150円也。

教わった浅漬けは ↑ パリパリと白瓜の漬け物に似た食感。
初めての食材に遭遇すれば自動的にムズムズ、ワクワクする性分、なにか他にもと俄然張り切ってしまう。「熟す前の青いフルーツ」で、パッと連想したのがソムタム！これはイケそうだ。ソムタム（ส้มตำ）は、タイ料理屋さんでおなじみの青パパイヤをつかったサラダ。この青パパイヤが八百屋さんでは手に入りにくいから、うちでつくる機会があんまりないのよね。メロンとパパイヤってかなり近いんじゃな〜い♪　ってトライしてみたらこれが正解！　「甘い」「辛い」「酸っぱい」「塩っぱい」が渾然一体となっているのがタイ料理の特徴で、ソムタムはそれを余すところなく表現している代表料理のひとつと思う。これなら青パパイヤがなくとも本場の雰囲気が楽しめちゃう。今のシーズンだけの摘果メロンでタイ風サラダ、ぜひおためしください〜
摘果メロンのソムタム　つくり方
摘果メロン１個、赤玉ねぎ1/4個、人参1/3本、香菜、ピーナッツかアーモンド、赤唐辛子（輪切り）レモン、てん菜糖、ナンプラー、塩、好みでトマト。メロン、人参は千切りにする。玉ねぎは薄切りにして水にさっとくぐらせる。香菜はざく切り。ナッツ以外の材料をボウルに合わせてよく混ぜる。上から粗く刻んだナッツを散らす。

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