世界一の朝食 オーガニックスクランブルエッグ


ブランチは七里ケ浜にあるBillsにて。 
ニューヨークタイムズ紙で「世界一の朝食」と称され、この店の出現がオーストラリア朝食カルチャーを変えた!とまで言われるなら、この目で(舌で?)確かめようってことで。オープン当時はあちこちのメディアに紹介されたので、きっと混んでるよーと1年も過ぎた今頃、のこのこと出掛ける。
↑これがBillsを一躍人気店にした「オーガニックスクランブルエッグwithトースト」オーガニック卵に生クリームたっぷり。ここまでシンプルだと卵のグレードがモロに出るからごまかせない。ふつうの卵は臭みを感じてしまい、外ではなかなか食べる気が起こらないのだけれど、これはおいしかった。オーガニック卵のナチュラルな味の良さを広めるには、確かにこの調理法がベストチョイスかも。

レオナルド・ディカプリオシドニーでの撮影中、コレを食べるために毎朝通ってきたという「リコッタパンケーキwithフレッシュバナナ、ハニーコムバター」生地にリコッタチーズが入っている。この厚み、口の中で溶けるふわっふわっ感は、たぶん卵白と卵黄を別々にホイップし、メレンゲ状態のをもう一度合わせて焼いてるのよね? ハニーコム(巣蜜:はちみつとミツロウを分けていないもの)とバターを混ぜ合わせたのが上にのっかって、さらにメープルシロップ付き。食べるときの甘さを想像して、一瞬ギクリとしたけれど、思ったよりあっさり。リコッタの塩気がほどよく効いているってことかな。ミツロウのツブツブ&キャラメルみたいな食感も楽しい。

さて。↑これが本日のヒット!グリンピースとほうれん草、フェタチーズ、ピスタチオのサラダです。グリーンのグラデーションがきれい。ドレッシングにはグレープフルーツの果肉、ミントをプラスするハーブの使いかた、オイル分が多いピスタチオのリッチな食感と噛んだときの香りで、ありふれたグリーンサラダの域をかるーく脱してる。彩りにトマトとか赤いモノを合わせたくなるところをグリーン&ホワイトにとどめているのもセンス。
個人的には生クリームやバターの代わりにEXバージンオリーヴオイルとか、メニューに植物性の軽い方向性が加われば、もっと行きたいと思う。でも食材がどれも新鮮で質が高いのにはほんとうに驚いた。世の中には高級レストランや料亭でン万円の料理っていう、上には上の...ワールドもあって、そこでは「ホンモノ」を味わうコトができるけれど、誰でも知ってる気軽な外食のメニューだって当たり前にちゃんとした素材でつくれるということの証明。こういう風に今までの価値観をひっくり返すようなプレゼンテーションには惜しみなく拍手を送りたくなる。すっかりインスパイアされ、帰りの車中では色んな食材の組み合わせが頭を駆け巡っていた。
Billsジャパン オフィシャルサイト
http://bills-jp.net/




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