オノヨーコさんのつぶやき

Grapefruit: A Book of Instructions and Drawings by Yoko Ono
- 作者: Yoko Ono
- 出版社/メーカー: Simon & Schuster
- 発売日: 2000/10/10
- メディア: ハードカバー
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なぜかといえば先日、夫がオノヨーコのアートピースを手に入れたから。Skyというちいさな作品。そう意識したわけじゃないのに、いつのまにか1階スペースには「日本人」で「女性」の作品が集まってしまっている。家にアートピースがあるっていうのは、彼らが打ち出す美や生についての新しい価値や問いかけをピシピシと感じることができ、忙しく流されていく日常にハッとする瞬間を与えてくれるので、わたしにはとても重要なアイテム。出会いを求めて美術館やギャラリーを巡るのですが、同時に「人はなぜアートを所有したがるのか」というのがここ最近の我が家のテーマで、なかなか答えが出ないのだけれど、ま、それは後におき、おや、オノヨーコを忘れていないか?という話になった。彼女ほど素晴らしいアーティストで、彼女ほどゴシップのせいでその作品自体が語られることの少ない芸術家はいないよねぇと。
とくにそのシンプルで繊細で力強いメッセージは、怖がらせたり、ショックを与えたりすることなしに、心の芯にするりと入って、いつまでも出ていくことがない。そして徐々にそれに影響されている自分をじわじわと感じる。
ヨーコさんがTwitterを始めているらしいと聞き、早速アクセス。あー、このツールはまさに彼女のためにある(と、つい思わされちゃうくらい、その表現は洗練され、素晴らしい)ヨーコさんのつぶやきをフォローするためTwitterに登録した。
Yoko Ono (yokoono) on Twitter
http://twitter.com/YokoOno
芸術家のやるべきことは、うまい絵を描くなどということではありません。クリエイティヴなんてことはとくに芸術家だけの特質ではなくて、おカミさんだって子供を産むことができるっていうようなものです。そうでなく、芸術家の仕事は社会の価値を変えるということです。
ー社会の価値を変えるというのは、つまり社会を変えることと同じですか。
違います。社会を変えるためにディストラクションをして、エスタブリッシュメントを崩壊させて、それから新しい社会を作るなんていいますけれど、一度崩壊すれば、また新しい社会を建てるのに何十年もかかってしまって意味ないんですよ。崩壊によって変えるのではなくて、価値を変えることによって変えるということ、つまりあるものを壊さずにそのままにして、しかもその価値を変えることで社会を変えるということが大切だと思いますね。
- 作者: 飯村隆彦
- 出版社/メーカー: 水声社
- 発売日: 2001/01
- メディア: 単行本
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