失敗なし!梅干しワークショップ 2009 開催


今年もみんなで梅仕事〜 たべラボ「梅干しワークショップ2009」今回は、まず最初の「下漬け(塩漬け)編」を開催しました、みなさまありがとう!
昨年は梅干しづくりベテランのメンバーさんから、手取り足取りレクチャーを受け、上手にできるかなーと、おっかなびっくりだったのが、今年は「もう何年も漬けてますわ、ホホ」ってかんじで、みんな余裕の表情。昨年開催のウワサを聞いた人、それから5月のGWに我が家のゲストへも、たいそう自慢気に出したものだから「こんなふっくら、上等の梅干しができるなら、やってみたい!」という人も増え、にぎやかに。
今年はひとりで漬けてみる!という方から「忘れないようにつくり方をブログへ載せておいてほしい」とのリクエストも頂いたので、以下どうぞご参考くださいね。


失敗しない!梅干しのつくり方
材料:梅3kg、塩450g(梅の重量の15%)、消毒用の焼酎(果実酒用のリカーなど)180ml程度
道具:直径20cm×深さ25cm程度の容器(ホーロー、ガラス、陶器など酸に強いもの)、ふきん数枚、竹串、直径20cmくらいのボウル2個。
容器は洗って乾かし、焼酎で拭いておく。梅は全体が黄色く熟しているものを使う(青いところがあれば常温において追熟)洗ってザルなどにのせ自然乾燥しておく。竹串の先で、なり口のホシ(ヘタの軸)を取り除く。ボウルを2つ並べ片方へ焼酎、もうひとつへ塩(計量した1/3分くらい)を入れ、梅を数個ずつ焼酎につけて転がし、もうひとつのボウルへ移し全体へ塩をまぶすようにする(写真上)

容器の底へ、すき間なく並べて、全体へ軽く塩をふる。1段並べるごとに塩をまぶし、最後は残った塩、ボウルに余った焼酎もすべてふりかける。

こんなかんじ。

中蓋代わりの皿を敷いて、上から梅の重量の2倍の重しをかける。重しはなんでも構いませんが、梅全体へまんべんなんくかかるよう、安定感のあるものを工夫してみてね。わたしは1kg分をひよこ豆の袋で代用。紙をかけてひもでしばり、直射日光の当たらないところへ置く。

2,3日で梅から水が上がるので、そうしたら重しを半分にする。↑漬け込みから48時間後でこのくらい。もう半日くらいおいたら重しを半分にするつもり。梅がすっかり水に浸かっていればO.K. あとはこのまま土用干しまで約3週間〜1ヶ月漬けておきます。
白梅に仕上げるならこの後の作業は、梅雨明けの土用干し。紫蘇梅にするなら約2週間後に赤紫蘇を塩揉みして漬け込む→土用干し。これは後日アップします〜
☆初心者の方でもカビの心配がない、ギリギリの塩分は15%です。はじめてならここからスタート。できあがったのを味見して、翌年からお好みの塩分へ変えていってみてね。それでも安心圏内は12%くらいまででしょう 
☆初心者の方でも扱いが簡単にできるよう、写真のような漬け物専用のビニール袋を使用しました。これは、空気中のカビ菌が入りにくい構造にするためと、万が一、カビがきたりしたときに袋ごと取り出せ、リカバーしやすくするため。慣れた方なら直接容器へ仕込んでください
☆塩漬け当日から1週間は、容器の中を毎日のぞいてカビが発生していないかチェックを。→ココ肝心!最初の数日が勝負ですよ〜 数日後に梅の最上段より上まで梅酢(←梅から出た水のことをこう呼びます)が上がって、梅の実の頭が空気に触れていなければ、ひとまず安心。
☆もしカビが発生しちゃったら、水に浮いているカビ菌をお玉などですくってから、焼酎を1/2カップほど注いでおく。カビが水の表面に浮いている程度ならこれでリカバーできます。この段階でカビを食い止めるためにも、最初は毎日チェックを。


梅干しって、手間ひまかかるものだなぁと、面倒に感じますか? まぁそういえばそうなのだけれど、梅の甘くてさわやかな香りが部屋いっぱいに漂う中、ひと粒ひと粒、梅の実を大切に扱う作業は、ほんとうにうっとりするものなのですよ。メンバーさんたちは「わたしの梅ちゃん」「なんてうつくしいの〜」ってつぶやきつつ、デジカメで激写しつつ、自然と笑みを浮かべて仕込んでいたものね♪




失敗なし! 梅干しのつくり方
この後の段取りは、下記のとおり
紫蘇梅干しにする場合は1へ 白梅干しに仕上げる場合は1を飛ばして2へ

  1. 赤紫蘇を塩揉みして入れる →詳しくはこちら
  2. 梅の天日干しをする →詳しくはこちら
  3. 自家製ゆかりをつくる → 詳しくはこちら

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