キャンプ場の野生クレソン


この週末は修善寺でキャンプ。アウトドアなレクリエーションにはあまり縁がなく、キャンプは小学生のとき以来。
オートキャンプ場の広大な敷地内は、家族連れでにぎわうキャンプエリア。それから少し離れたところには、野生のクレソンが密集する水辺。めったに人の来ない草原のせせらぎ、鳥の声。

水際のグラスの根元にたくさん自生するクレソン!梅雨の晴れ間の日差しと吹き渡る風をかんじながら摘む。これはランチのサラダに。

午後のひとときは木陰でコーヒーを煎る。これ、たき火でコーヒーを焙煎する道具ですって。網の中に生豆を入れ火の上で棒をぐるぐると回転させる。なるほど、こういう時間の過ごし方を味わうわけねー、これが老いも若きも男子のかくもキャンプに盛り上がる理由?

夕食はキャンプの定番、BBQ ダッチオーヴンで蒸し野菜、伊豆の海で獲れた新鮮な魚介類はワイルドに焼く。味付けは海水の塩分のみ。それだけで十分。ホタテがこんなに甘いとは知らなかった!いつもは料理となれば自分がやらなくちゃと、自動的にスイッチ入りますが、今回はまったく出番なし。男性陣にお任せで、ひたすら舌鼓を打つ。

火を起こす人、サラダや飲み物を支度する人、大人も子供も参加者すべてがそれぞれ得意なことをする。TVもないし(ケータイはあるけれど)ネットもつながらない、みんなが協力して働かないとゴハンの準備が整わない。片付けが済めば、あとは火を囲んでただおしゃべりなどする。限られた道具と設備で出来る範囲の、シンプルな過ごし方を楽しむキャンプって、今は失われつつある、家族や友人との在り方というか原点というか、そんなことを感じる装置なのね。
と思って帰宅すれば、先週からの大風でなぎ倒された畑の野菜の世話、溜まった洗濯物と吹き上げられた砂でジャリジャリの床掃除、モノにあふれた我が家の片付けに追われる日常が、いやおうなしにスタートする。たくさんのモノを管理することにいったいどれほどの時間を使っていることか!キャンプではあれくらいの少ないモノでなんとかなったのだから、もしかしてアレも、コレも要らないかも。。。

モビリティーパーク 公式サイト
http://www.mobilitypark.jp/




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