レンギョウの定植


畑仕事するつもりで空けておいたスケジュールと2日続けての晴天が、上手い具合に合ってくれて、今日も一日肉体労働。
夏野菜を育てる予定の畑へ、裏庭でつくった堆肥をすき込む。自家製堆肥は、でき上がるまで1年がかり(といっても、ただ置いておくだけ。時々切り返すくらいで自然が発酵するのをひたすら待つ)ただの土塊をこんなに愛おしいと扱う自分が、なんだか可笑しい。
午後からは、庭の整備。植木屋さんへ注文していたレンギョウの苗が数日前に届いていて、早く植えなくちゃと気を揉んでいた。生育が旺盛で四方八方に広がると聞いていたので、垣根の際へ置いてみる。離れて眺めると...うーん、あんまり映えない。あぁ、そうか。冬枯れの色のない季節の末、枯れ枝に突然満開の花をつけて春を告げるレンギョウ。この鮮やかな黄色の、ハッと目覚めるような春の息吹を感じるためには、常緑樹の手前に配置しては台無しなのだ。打ちっぱなしコンクリートのエントランスへ植えて、作業終了。
レンギョウ高村光太郎が愛した花だそうで、命日の4月2日を「連翹忌」と名付け詩人を偲ぶのだとか。Wikiで調べてみると、文学忌ってたくさんあるのですね、知らなかった。
さて、我が家の庭では毎年フリージアが、あちこちで咲き、いっせいに春の香りを振りまいてくれる。2月の声を聞けば花屋さんには出回り始めるが、庭植えのものが一斉に咲くのは3月も半ばを過ぎてから。
このフリージアは、かつて夫の両親がこの地に家を建てたとき、鹿児島から訪ねて来た祖父の手土産を植えたもの。以来どんどん増え続け、30数年毎年春を告げてくれる。その祖父の命日が3月21日で、まさに庭植えのフリージアが咲く頃。家族がおじいちゃまを偲ぶ、浅黄水仙忌。



ブログランキングに参加しています。

おいしそう、ヘルシー!って思ったら、クリックしてね (^-)

にほんブログ村 料理ブログ 健康食へ