山独活 酢みそ和え＆皮のきんぴら

GWいかがお過ごしですか？　
毎年ゲストをお迎えするシーズンのため、わたしは遠出をすることがほとんどありません。今日も東京から遊びに来てくれた友人と一緒に葉山をひと回り。

午前中は海へ。ちょうど潮が引き始めたところで、思わずデニムの裾をまくって足に水の冷たさを楽しむ。風もなくカラリと晴れた休日、森戸神社前の海岸（写真奥）では、テントを張り本格仕様のBBQを準備する人々がたくさん集まっている。
浜でヒジキを干しながら、網のつくろいをする漁師のSさんにもご挨拶。「ほら、釜揚げしたばかりだよ。持って行きな」と、旬のヒジキをどっさり分けてもらった。わー、今年の初物だ、いつもありがとう！　友人の子（小学生の女の子）が、最初はおっかなびっくり、そのうち夢中になって、両手にヒジキを山盛りすくいながら袋へ詰める。その場ですこし味見。ふっくらやわらかく蒸し上がって、ほんのり塩気が利いてる。

「なじま」で地魚料理に舌鼓を打った後は、友人の展示場へ。GWの時期「葉山芸術祭」が開催され、町内には様々なイベントや展示が出現する。年々参加者が増えて賑やかになり、18回目を迎えた今年のパンフレットにはエントリー数143。
友人たちが帰っていった後の夕方、用を済ませに下山口へ。途中、農家さん家の軒先で「山独活あります」の貼紙に「くださいな」「もう終いだから、おまけね！」ウドは、山に自生しているのを川沿いの土手に植え替えたら、そのまま根付いて毎年増え続けているのだそう。
強い香りを放ち、いかにも山菜の、野趣な味わい。さっと水にさらしアクを抜いてから酢みそ和え、皮は刻んできんぴらに。サクサクとした軽い歯触り、エグミがなく甘さも感じるほどのフレッシュさ。
今日は小さな町の中をぐるぐる回って、海も山も両方楽しんだ１日だった。

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