旬の味! 青山椒の実


農家さんの直売所で目に止め、分けてもらった青山椒。
直売所では、こんな風にときどき季節限定の野菜がお目見えする。田芹、山独活、実山椒、金柑 etc...。「栽培してる品物じゃないんだけどね、ウチの田んぼ(裏庭、畑)で、たくさん採れるからさ」こういうのが、まさにレアなの。わたしたちに味わう機会をくれて、ありがとう〜! 生産管理された作物ではないので、見つけた時がチャンスです。次の出会いはないから、とにかく頂いて帰る。
6月に若い実を収穫する「青山椒」は、佃煮のちりめん山椒でおなじみですね。
山盛りの山椒の実は、ついている枝をぷちぷち取り、塩をちょっと加えた湯で一煮立ちさせ、冷水につけて30分ほどアク抜きをする。忙しいときは、このまま冷凍保存。時間があれば、続いて佃煮に。冷凍しておいて少しずつ料理に使うため、旬のうちに1年分を支度する。
なぜかと言えば、上等のちりめん山椒は、普段の総菜にするのを躊躇うほど高価だから。しかも、有名料亭が軒を連ねる都内のデパ地下を一巡りしても、化学調味料を使わないものを見つけるのは、すごく難しい。両方とも良い味の出るおいしい素材の組み合わせだし、味付けもみりん、醤油といった旨味ある調味料だし、そもそも佃煮なのだからしっかり煮上げて日持ちするはず、なのにどうしてアミノ酸ステビアソルビン酸を使わなければならないのだろう。保存食の市販品に対する永遠の謎だ。機会があるなら、加工品の味付けを担当する方へ、その理由をぜひとも伺ってみたい。

今日は、酒、みりん、醤油で薄味に炊いて佃煮に。口に含めばピリピリと痺れるような、さわやかな刺激。さーて、これを新牛蒡のべっこう煮に展開しようか、うなぎと炊き合わせるか、うーむ、腕が鳴る(...あれっ、鳴るのは、お腹?)



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