絶滅寸前!? 地這いきゅうりは美味しいよ〜


数日前から、キュウリの収穫が始まった。
もぎたての、トゲがつんつんしているのを、その場でガブッとかじる(←洗わないの? ハイ。農薬使ってないしキレイだもん)みずみずしいきゅうりの、ちょっと青臭い味が口いっぱいに広がって、日差しの下で汗だくカラカラの喉が潤う。
我が家では「地這い」という栽培法できゅうりを育てる。種は固定種。最近は支柱を立てて上へ伸ばすタイプが主流で、地這いにする人は少ないのだとか。地這いは収穫できるまでがやや遅いし、ものすごく場所を取るので、生産効率の面で人気がないそうだ(上へ伸ばす方が少ない面積でたくさん収穫できる)葉陰に隠れるので、太陽が当たるところによって色ムラが出てしまうのも、商品価値を落とすとプロから嫌われるとか。いや、農家さんは地這いが美味しいと知ってるに決まってる。地這いきゅうりが廃れてしまったのは、消費者のわたしたちが「緑が濃くて」「色が均一で」「まっすぐな」きゅうりを望んだ結果だよね。
でも。わたしはこのきゅうりを食べちゃったら、他のは食べられない。葉陰のしっとりとした藁の布団に寝そべって、ゆっくり成長する浅緑色のきゅうりは、驚くほど皮が柔らかく、甘みが強い。皮がやわらかいから収穫して1日も経てば萎びてしまうので、冷蔵庫に保存する野菜ではなく、さっさと食べるか、食べきれない分はぬか漬けにする(このきゅうりで作ったぬか漬けの味!最高〜)
収穫が始まるのが遅めなのだが、これから秋まで途切れることなく、毎日数本ずつ収穫できる。早起きして、葉をそっとめくっては「これは今朝の分」「これは明後日くらいに収穫かな」と眺めるのも楽しみ。どうぞ食べに来てね!


真ん中に苗2株が植わっているだけでこの大きさ。四方八方へツルが伸び、縦は2mを軽く越える。手前のスペースにはこれから種を蒔くつもり。時間差で長く楽しもうという作戦。

黄色い可憐な花。チビきゅうりが育ってる


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