オマール・ソーサ(Omar Sosa)Live2010.8.3 @ Blue note Tokyo


オマール・ソーサのライブ。真夏の夜にアフロ&スピリチュアル・ジャズ、暑気払いにちょうどよいかも!と出掛ける。
キューバ出身「鍵盤の魔術師」と呼ばれるオマールは、エクアドル、スペイン、サンフランシスコと拠点を移しながらワールドワイドに活躍するミュージシャン。97年にリリースされた『Omar Omar』には魅せられましたね〜
今回はアフリーカノス・カルテット(OMAR SOSA AFREECANOS QUARTET featuring JULIO BARRETO)での来日。アフリーカノスはアフリカとフリーを合わせた造語だそう。
メンバーも、構成も、ラテン、アフリカ音楽、中東っぽいサウンド、ジャズ(3曲目はマイルスっぽかった。原曲は彼?)と世界級。音楽は他のどのジャンルより融合がいち早く起こる芸術だと思うけれど、オマールはその最先端を走る。サービス精神も満点で、観客を楽しませようと意欲的。
中盤に、少々ダレたのは、きっとあまりに高度なトライに、楽しむ気満々の観客サイドがついていけなかったからかも。オマールの音楽は(きっと彼のキャラを反映して)真面目すぎず、深刻でもないし、緊張を強いるようなサウンドじゃないから、耳に馴染み易い。今夜も今までのファンクなノリを期待して、たぶんファンは集まっている。だから「おや?」って反応が多かったのかも。ところが彼は、とっくに新しい平野へ歩みを伸ばしていた。
アンコールは、多少違和感を持て余し気味だったわたしたちのために、ぶりぶりのフリーで締めてくれました。うん、満足。このさじ加減、憎いねぇ。
客席に女子グループ率が多くて、ちょっと意外だった。こういうジャズを愛する女性が増えるのは嬉しい〜


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