菜の花 オイル蒸し


一昨日の雪にすっかり縮こまっていたが、今朝は「あ、暖かい」とカーテン越しの日差しに思う。起きるのラクでしたね。
午前中は庭仕事。そろそろ春蒔き野菜の土作りに取りかからなくちゃ。
気温が低い季節には、褐色や銀色の葉へと変わり、冬の庭を彩ってくれていたハーブ類。新芽を勢いよく出すために古い葉を刈り取ってしまうのがよいのだと聞くけれど、わたしはその枯れた姿も大好きなので、いつもそのまま。高砂百合の種がいっぱい詰まっていたサヤのベージュとか、こんもりと立ち上がったまま青銅色へ変化したセージの葉っぱとか。

ひょっと見やればオレガノの根元からも、青々と鮮やかな新芽が一斉に吹いている。これからの季節は「今日はどの花の手入れをしようか、あの種を蒔こうか」と夢うつつに思い巡らし、ソワソワして目覚める毎朝となる。

さて、庭仕事を切り上げ部屋へ戻るついでに、野菜を収穫。これがランチの食材になります。いまなら菜の花が食べごろだ。今にも咲こうとする蕾を失敬しても、春の生命力に満ちた菜の花は、次々とわき芽をつける。わき芽は横へ張り出して行くので、先月は草丈15cmほどの葉が茂っていただけの小さなエリアも、こんもりと菜の花畑風情に成長した。


キッチンへ直行して、切り口を冷水にしばらく漬ける。みるみる水を吸い上げ葉の先までシャっきり!
これを水滴の付いたまま、厚手の鍋へ入れ、オリーブオイルと塩を少々振りかけフタをして中火にかける。耳を澄ませて中の水分が「パチパチ、ジュジュー!」と盛大な音を立て始めたら、できあがり。なんという青色の美しさ。EXバージンオリーブオイルを回し掛け、モリモリ食べる。菜の花のほろ苦さはオイルと好相性。


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