わたしたちにできること


数日振りに庭へ降りる。初物のアスパラガス〜!ふたりで1本ずつ分け合って食べた
不安な日々が続きますね、みなさま大事ありませんか。
刻々と報道されるニュースや情報から目を離せず、そわそわと落ち着かない気分に四六時中覆われている。友人や近所の人に会うと、なんとなくみな饒舌で、わたし自身も、普通に話しているつもりが「あれ、ちょっとハイになっているなぁ」と感じたり。
普段はあまり頻繁に連絡を取らない友人知人からも次々とeメールが舞い込んできていて、最初は安否確認と、海外からの励まし。お互いの無事を知ってほっとし合う。頂いた温かいメッセージにも感謝です。
ところがその後この数日は、内容がガラリと変わった。原発事故に関係するメールが続き、特に東京都内に住む友人たちは、情報が錯綜しているのか、切羽詰まった感じだ。すでにもう数人は東京を脱出しているらしい。海外メディアの方が、ぼんやりした日本の発表よりもナーバスな反応なので、それらの情報にアクセスできて、かつ身軽に移動可能な人たちから、どんどん東京を離れているみたい。
近所の店も、尋常じゃないコトになってる。呑気に夕食の買い出しに出掛けたわたしは、地元産のマイワシを。おー、新鮮で太ってるね、これでイワシハンバーグ作ろうと思いつつ、店の奥へと移動して驚いた。菓子、缶詰、インスタントフード、ミネラルウォーター、トイレットペーパーなどはすべて消え、陳列棚は空っぽ。ママらしき女性が、大きいサイズのカートを山盛り一杯にして小走りに後ろを通り過ぎ「ポテトチップス買っとく?どうするのっ!?」と、声を荒げている。幼稚園生くらいの子どもは、ママの苛立ち様にびっくりして、下を向きモジモジしてしまった。
友人から「あなたどうする?」って聞かれたけれど。これから子どもを産んで人類に貢献しましょうという歳も過ぎた大人が、我先に逃げ出すという感覚も理解できないし、野菜や果物、魚はふんだんに店に並んでいるのに、家族で食べきれないほどのインスタント食材を買い占める気にもなれない。
すべき自衛はしつつも、自分の発言や行動が、パニック誘発に加担していないか常にチェックして、淡々と日常生活を送ることが、わたしには今一番重要に思える。いち早く被災地へ寄付するのも良いけれど、それ以外にもいろいろできることはあるよね。むやみに不安を煽ったり、どうすることもできないという無力感をカバーするために「何かしなくちゃ」と浮き足立ったりすることは何も生まない。心を落ち着け、できるだけ普段の暮らしをキープするのも、わたしたちにできることなのではないかしら。
ともかく、家族が一緒に居て、寝る場所があるだけ、わたしたちは幸せだ。少々不便があっても、いずれ落ち着くときがきっと来るのだから、ちょっとガマンすればいい。深呼吸して、いますぐ必要じゃないモノやコトからは、とりあえず一歩下がって、ゆったりと過ごそう。

ブログランキング・にほんブログ村へ