ヴィーガン・スイーツ！酒粕クッキー

いつも通りにヨガクラスを開催した。計画停電のスケジュールと時間が重なっていたのだが、暖かい服装でカバーしてもらうことにして。
なんだかずいぶん久しぶりにみんなと顔を合わせるような気がするのは、震災以来、重苦しく感じる日々が、時間の流れをいつもと違う感覚にさせるからだろう。
それぞれが胸の内に色々なモノを抱え、それでもこうして集まってくれて、みんな何も言わないけれど、今日も一緒にヨガの練習をする。不安や憤りといった感情、頭を占める心配事はいったん脇へ置き、呼吸と動きに集中していく。静かに、深く。
セッションの後のお茶タイムも、いつものようにお菓子を添えて。
ちょうど伏見からオーガニックの酒粕が届いたので、酒粕クッキーを。フレーバーはドライタイムと黒胡椒の２種。卵、バター、砂糖なしのヴィーガン・スイーツです。
バターの代わりにベジオイルを使うヴィーガンのクッキーは、オイルを上手に乳化させないとガリゴリ堅くなってしまい、慣れるまでは焼き上げ具合にムラが出るっていうか、心地良い歯触りを手にするのに少々テクニックが要るのだけれど。酒粕を使えば、アラ不思議〜　粕に含まれる酵母が生地をさっくり、豊富なアミノ酸の旨味甘味も働いてくれて、チーズパイのような、ナイスな食感を、あっけなく実現できます。
おやつにも、酒の肴のスナックにも。

純米吟醸酒の酒粕。「祝」は京都産の酒造好適米。