オーロラ観測の旅@Yellowknife その2 Bannock


旅の途中で、ごちそうになった Bannock(バノック)というイヌイットの伝統的パン。
普通は店で売っているものではなく、ホームメイドするものだそうで、これも自家製をお裾分け頂きました。家庭毎に様々なレシピがあって、味や形もそれぞれだとか。スコーンとマフィンの中間のような感じで、これは甘さ控えめ(お菓子のように甘いタイプもあるらしい) 素朴な、あったかい味^^

イエローナイフ(Yellowknife)という町の名の由来は、18世紀頃に訪れた西洋人が、ここに住む人々が使っている銅の刃物を見て彼らをイエローナイフ族と名づけたことからきているそうですが、昼間通りを歩いていると、様々なコミュニティの人々が共存する町なのだなぁということを実感します。...率直に言って、すれ違うお兄さんや、信号待ちをしているお姉さん、角で煙草をふかしているおじさんのお顔は、なんだかよく似た人がウチの親戚にいたような気さえする。
ファーストネーションの民族だけでもかなりの数があるそうで、地域毎に話す言葉もそれぞれ全く違うと聞きました。なんでも町の評議会では、十数人の通訳が同席するのも珍しくない光景だとか。それは決してお互いを遠ざけるためではなく、それぞれの文化と個性を尊重し合っているのだなぁと、たとえ短い滞在の旅の者にもそう感じられるのは、この厳しい自然の中に身を置いてみればこそ。ここでは人々は助け合わなければ、きっと生きてはいけないだろうということが容易に想像できる。

遠くの雪原は、凍った湖。冬はこの真ん中を突っ切る「アイス・ロード」ができる。ここを車で移動

独特のブレンドハーブティー。いかにも薬草っぽいフレーバーがなんとなしに懐かしい。三角や記号のような文字はイヌクティトゥット語ですって。ぜんぜん読めないー


世界の家庭料理レシピサイト タベラッテブログランキング・にほんブログ村へ