フキ 地がつお煮


朝、裏庭で摘んだばかりのフキを さっと炊く。途中で削り節をひとつかみの、地がつお煮。
お料理屋さんでいただく、丹念にアクを抜き澄みきったお出汁に青色を保ったままのフキは芸術品。野の香りとほろ苦さを楽しむならこんな素っ気ない家庭料理ですね。

やわやわとした葉、水をたたえ青々とした茎。塩をすり込み湯がいて、ツルっと皮を引く。山の野草が変身する瞬間
毎日のように庭へ降り、裏山へ分け入って、三つ葉、フキ、茗荷の新芽を摘む。この季節は夏野菜の植付け、ドライハーブつくりに雑草取りと、畑仕事の目が回る頃なので、買い物へ行く間も惜しみ、その辺りの野草で献立を賄う日々。

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