坐禅の友

家で坐禅を組むときの香。銀座へ出掛けた折に「松栄堂」で求めたものなど。

いつも直前まで雑用や人間関係のコトで頭はいっぱい、香りが漂いはじめた途端パッと気持ちが切り替わる。単に集中力を高めたり時間を計るためのグッズという以上のものがあるんだなぁ。あんまりノらない日も伽羅や沈香の深〜い香りを思い浮かべていそいそ坐蒲(ざふ)を支度したり。モノに頼っているうちは、まだまだなんでございますが〜 (^^;) 頼っているといえば、坐禅会で数年来ご一緒しているお仲間さんたちとは、あまり話すこともましてお寺の外で会うこともない(坐禅中はもちろん、つづいて朝粥をいただくときも私語は禁止)ので、友人というのともちょっと違うのだけど静かにお互いを受け入れ合うような感覚がある。この関係というか雰囲気というか、これも坐禅の一部なんだ、坐ることととおなじくらい大切だなぁと最近気づいた(ん、遅っ!?)。

ティク・ナット・ハンは著書の中でサンガ*1の実践をすすめている。『サンガは、われわれは相互に共存しているという認識とそれぞれの行動(日常生活の送り方や働き方)と交流によって成り立っている。そこにはボスはなく命令も統治もない。家族も社会もひとつのサンガとなる。サンガに生きるとは、精神的共同体を構築する一員となり同時に個人がサンガそのものであるということ』



あなたに平和が訪れる禅的生活のすすめ―心が安らかになる「気づき」の呼吸法・歩行法・瞑想法

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*1:サンガ(samgha)はサンスクリット語で「集まり、共同体」を意味する言葉(音写の「僧伽そうぎゃ」を縮めたのが「僧」)