椎茸の原木が来た!!


昨日、知人が椎茸の原木を届けてくださった。
「椎茸がニョキニョキついているのがサンプル、あとは菌を打っておいたよ」って。10本もある〜 ありがとうございます!なにより嬉しいプレゼント。
きのこ数種類が並ぶうち、スーパーマーケットで原木の椎茸はせいぜい1種くらい。中には菌床栽培モノだけ、原木栽培のは置いていないという店もある。近所の店のラインナップと仕入れ日を頭に入れているが、欲しいときに新鮮なのが手に入りにくい。そんなの気にして買ったことない、ですか? ちーっちゃい文字で書いてあるものね。パッケージに原木か菌床かの表示義務があることを知っている人は案外少ない。
なぜ原木を探しまわるかというと「これが同じ椎茸??」と思うほどに、原木と菌床では味も香りも栄養も違うから。自然の力でじっくり育てた原木椎茸は、もちろん無農薬のオーガニック食材だし、増収剤や殺菌剤などの薬品も使わないので、安心して生のままでも味わえる。バターしょうゆの美味しさは言うまでもなく、つゆの出汁にすれば、立ち上る香りと強力な旨味、炊き込みご飯の相棒やもちろん王道の煮物etc...と、レシピを考えるだけでワクワクする食材だ。
菌床栽培きのこは、安定的な生産のため栽培環境を年中一定にする。栽培工場の気温、湿度、通風、日照をコントロールするエネルギーがかかっているのにアノ価格。ふーむ誘惑的ねぇ。原木は基本的に山林に設置して野生(自生)となるべく同じような環境にするのだから、天候に左右されやすく収穫も品質にもばらつきがでることは想像がつく。すべてを原木きのこにすることは、便利さと家計的にもむずかしいかもしれないけれど、原木栽培を絶やさないよう、せめて店先で見つけたらせっせと買いましょう。だって美味しいのだから。
写真で見えるかなー。細いビス状の木片が幹に打ち込んであるところが、種になる菌をつけた部分。雑木林の木陰のふかふかお布団の上で1年ゆっくり菌を増やし、収穫は2年目から。えー、1年はお預けなの?と思うけれど、翌年からはじゃんじゃん、10年間くらい採り放題だそうです(嬉)
「原木椎茸プロジェクト」続きをお楽しみに〜



参考:日本産・原木乾しいたけをすすめる会
http://www.j-shiitake.com/





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