Rufus feat Sly Stone @ Blue Note Tokyo 19.Jan,2010


ブルーノートでスライって、どうなの? と迷った末、ギリギリになってやっぱり行くことにした。だって生スライだもの。前回のファミリーストーンでの来日公演は見逃していた。
9pmからの回へ滑り込むと、ロビーのBarには人の列、すでにみんな酒盛り状態&抑えきれない熱気でウキウキ。いつものブルーノートのクールな雰囲気と全然違う。ファンクの神様を観に来たのだから、それは気分もアガるよねー。
トニーとケビンのベテランは手堅く会場を盛り上げる。マダム・ディー(Madam Dee Vo.)の強烈キャラ&ド迫力の声量、トニーの娘にシャカの娘といったフレッシュな世代のヴォーカルもご愛嬌。途中そろそろ飽きてきた(ゴメン!)ところで、いよいよ神様登場。
イントロが始まった途端に、会場は総立ち。「ウォー!!」という歓声の中、スタッフに囲まれながらこっちへ歩いてくるのは、たしかにスライだ〜〜
想像していたよりずっと元気で、声もしっかりしていて、なんだかホッとしちゃった。ルーファスのミュージシャンたちにガッチリ支えられ、気分良さそうに歌うスライの姿に、じーんとしました。
ラストは全員が「Higher!」と手を突き上げ、踊りまくり。スライもステージから客席へ降りて来ちゃって(!)もうファン呆然。あんなファンキーな会場となったブルーノートは初めて。
踊って、発散して、上機嫌の帰り道。たっぷり楽しんだという満足感と共に、一抹の気恥ずかしさも感じる。 往年のスターをフィーチャーし、レストラン付きのライブハウスで、決して安全圏を突き破ることのない、心地良い音とダンス。その洒落た雰囲気を保証する、高額のチケット。こうしてスライを観られたことには感謝しているし、もちろんブルーノートに文句があるわけではぜんぜんない。プロモーターがセットした「同窓会的企画」に、まんまと乗っかって、しかもそれを心から嬉しいと感じている自分に「あーあ」というかんじだ。
汚くて、空気の淀んだ、深夜のライブハウスで、新しい音楽が生まれるあのヒリヒリとした瞬間に居合わせ、それをリアルに感じていた頃は何処。ラクしないでそういうライヴも、たまには観に行こ。






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