出会った日のきもち


クラス後半のディスカッションのとき、生徒さんが「ヨガってこんなに自分の内面に向き合うものなのね。出会えて本当に良かった」と、とても晴れ晴れとした表情で言ってくれた。そのとき、初めてヨガに触れた頃の感覚がよみがえってきた。
20代はなんでも見たい聞きたい感じたいと、ひたすら外へと向かっていた。経験値もそれを処理する能力も低いから、それだけで十分刺激的で満足だった。でも刺激って、だんだんそれに馴れてきて、もっともっとと求めてしまう。いくらアホな私でもなにかがオカシイ、こんなの一生続けられないと思い始めていたけれど、一体何が悪いのかさっぱりわからなかった。
ヨガを選んだことに特に理由はない。後付けすれば何かあるんだろうけれど、自分ではわからない。色々な偶然の重なりでふと思い立って、とあるスタジオへ行ったのだ。ずっとモヤモヤしていたのが突然クリアになった。そうだ、私は自分のコアになるものを求めていたんだ。見失っても迷っても、ここへ戻ってくれば再びスタートを切れる何か。といってもコア=ヨガというわけではなくて、ヨガはそこへしっかり足をつけて立つための、自分をリセットするツールに過ぎないのだけれど。

きれいなカラーをありがとう。冷たい雨続きですが、部屋が明るくなりました!