バナナの甘〜い香り 小賀玉の花


5月のある朝庭に降りて、花も見ずに「あ、咲いたな」とわかる小賀玉(おがたま)の木。離れたところへも漂うあの甘い香りが合図。思わず顔を近づけてしげしげと眺める。こんなシブいルックスにトロピカルな香りのギャップがおもしろい。
別名「バナナの木」と呼ばれ、ほんとうに熟したバナナの香り。小賀玉の名は「招霊(おきたま)」がなまったものらしい。小賀玉の木は鎌倉宮のご神木で、その赤い実は「天岩戸の前で神楽を舞った時 此の枝を持っていたと伝えられ 鈴様の実を結ぶため神楽鈴の起源と言われる」とか。夫の両親が大切にしている庭木のひとつで、家を建て替えるとき西側の門前から南の前庭へ移したもの。移植を嫌うというのにまた今年も無事に花を咲かせてくれて、きっと神様に守られていたのでしょう。

鎌倉宮 公式サイト
http://www.kamakuraguu.jp/





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