週末の散歩（トレーニング？？）

風もなく穏やかに晴れた土曜日。こんな日は散歩にもってこい♪と、昼過ぎに家を出た。
近所の公園には仙元山（せんげんやま）に通じている小道があるので、そこからショートカットして登る。見上げるような急の山道は、びっしり斜面に張っているクヌギの木の根っこが階段代わり。松ぼっくりやどんぐりが見え隠れする木の葉の絨毯を一歩ずつ踏みしめ、すべらないよう慎重に。身の丈の半分ほどまでグイッと足を上げ、それから木の幹に手をかけ体を持ち上げる。こんなふうに雑木林の道なき道を無心で登るのは、子供の頃に戻ったようで楽しい。何の目的もなく、その後の予定も持たず、気の赴くままに歩く。

足下の柔らかな感触と森の香りを胸いっぱいに吸い込み、尾根伝いに歩を進めつつ、一気に頂上まで。
暖かなので山頂から富士山は見えなかった、キーンと冷え込む日の方が空気が澄んでよく見晴らせるね。そのまま海へ向かって山を降り、浜辺で寝転がって、しばし休憩。
帰り道は森戸海岸から町をちょうど真横に端から端まで。汗をかきかき坂道を上がり続けて山の上にある我が家まで戻る頃、空は夕焼けに染まり始めていた。

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