あけましておめでとう！

新年あけましておめでとうございます。
よいお正月をお過ごしですか？　わたしは家族と静かな数日です。今日は夫の両親と新年会のため、にわか仕込みのおせち料理風。

毎年、大晦日は荻窪のお寺で除夜の鐘をつくのが恒例。じつは、わたしたちは「仏前結婚式」という少々風変わりな結婚式を挙げました。夫が学生時代の５年間をこちらで暮らし（といっても彼はお坊さんではない）家族ぐるみでお付き合いしていたのがご縁。以来、毎年１年の煩悩を落としていただくのです。しかし、厳粛な気分もぜんぜんないということはないだろうが、10代の頃からここへ出入りしている夫は、すっかり親戚のような振る舞いで「どうも、どうも〜」とリビングへ上がり込み、お檀家さんやご友人方に混じって「本むら庵」から届けられる年越し蕎麦（ここのおそばは、素晴らしい！）をちゃっかり頂き、奥様お手製の豪華なおせちを前倒しであれこれつまむ。いや、なんていうか、よその家のおせちって自分ん家のラインナップと違うってところが、やけに美味しい。
除夜の鐘をついた後は、そのままわたしの里へ移動。真夜中に到着して布団へもぐり込み朝寝。元日は家族で新年会らしきものをしますが、基本は上げ膳据え膳。まぁ、こう書くとだらしのない年越しですねぇ。
親が元気で、いい大人になっても甘えられるのはなんと幸せなこと。独立心が旺盛過ぎてひとりで空回りする娘時代だったが、最近は素直に甘えるようになった。家を出てからの年月の方が長くなったので、お互いの距離感もほどほど。親との蜜月は、すべてを頼り切って過ごす赤ん坊の頃と、親が年老い穏やかな日々を暮らす数年のこと。そのわずかな限りある時間がそこにあることを知らず、なんと暴れ回ることか。それが若者の特権でもあるけれど。
羽を伸ばすだけ伸ばして最後にちょっとだけ嫁らしきことをするフリで、辻褄を合わせようという。新年早々これでは、１年を推して知るべし。やば〜〜

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