サーモン&ブロッコリのタルト Tarte au saumon
秋鮭、ブロッコリ、じゃがいも...キッチンに少しずつ残っている食材を動員して、朝ごはん用のタルト。
タルト台には、国産全粒粉&薄力粉を半分ずつ。料理や焼き菓子に使う小麦粉は国産のものを使う。焼き上がりの香りも上々、噛む度に小麦の甘みがふわっと口に広がるあの食感も好き。遺伝子組み替えもポストハーベストの心配も要らないからと、あるとき購入するのを総替えしましたが、あぁ穀物の味ってこんなにもふくよかで甘いのだったということに気づいて、はっとした。
小麦粉ってお安い食材の代表みたいなものだから、ついつい雑に扱いがちですが、国産のは高い! 赤と黄色のパッケージでおなじみメーカーのが100円(1kg)を切るところ、国産品は6〜700円(1kg)だものね。けれども、あの味を知ってしまったら、もう戻れないのだなぁ。
いつも感じることだけれど、食べたモノがカラダをつくるという事実にフォーカスを当てた途端、食べるコトって経済効率では測れないのよねーって思う。
一方で、お値段の張る食材であればあるほど良いというわけでもないし、たとえオーガニック認証シールがついていても、生産地から何カ所も経由して高級店に並ぶ野菜の鮮度は少々ギモン。
というわけで、みんな一緒に、食材について学び、情報をシェアししつつ、植物や動物に無理を強いて育てたり(じっさい信じられないほど安く手に入る!)、手軽&大安売りの加工食品など、そういうものに手を伸ばしたくなる誘惑をグッと堪え、正しい食べ物を買うことで、真っ当な食べ物を作ってくれている生産者を支え、買う人が増えることで、生産が安定して、値段もある程度押さえられて、わたしたちも買い易くなる...という循環がおこればいいなぁといつも思う。
そして、そういう買い物の仕方は、じつはまわりまわって、他でもない自分や家族の健やかさや、美味しさや、ハッピーを担保してくれる行為なのよね^^
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