ヨガの効用

「ヨガって何に効くの？」「どんな良いことがあるの？」
まだ一度もヨガを試したことのない方からの質問なら「興味を持ったなら、ぜひトライしてみてね」と答えるにとどめます。なぜならリンゴを食べない人にその美味しさや栄養のことをあれこれ語ってもなかなか伝えられないから。まずは食べてみて「おいしい〜！」「酸っぱい〜××」と何かを感じ、それから「へえ、これってなんだろう」と知りたくなるのが芸術に向かい合う時の自然なプロセスだと思うけれど、ヨガもおなじ。
「肩こりが解消されます」「ヒップアップします」と答えるのは簡単（まさにその通りなのだから）、でもそれはほんの副次的なもの。そんな風にあらかじめ結果を求め、期待することで、そこに広がる豊かさや発見と触れるチャンスが失われてしまうかも。何かオトクなことがあるからと、人は生きることにコミットしているのではない。そのシンプルな原則を思い出させてくれるだけでいい。
ヨガの始まりは自分との対話なので（ヨガを始めた人ならきっとわかると思う、静かに、確実に、自分の内面へと意識が向かっていくあの感じ）そこから何がもたらされるかはひとりひとり違うし同時に（人もまた自然の一部という視点から見れば）すべての人が普遍へと導かれていく。
ヨガを通じて仲間と対話をすることもまた、ヨガを続けていくためにはとても重要。アサナ（ヨガのポーズ）はヨガの道のひとつに過ぎないんだねと理解する良い機会となります。そういうわけで当ワークショップでは後半のディスカッションの時間も大切、自由にどんどん発言してくださいね〜

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