オーガニックブレッド ゆず味噌とマッシュルームのトースト

少々ビジュアルに自信のない料理です。茶色いし...^^;)　でも美味しいから紹介しちゃう。
赤玉みそ、刻んだ柚子の皮、ローストガーリック、黒胡椒、和芥子（またはマスタード）を混ぜたペーストの中にスライスした生マッシュルームを入れて和え、それをパンの上にのせオーブントースターで焼く。味噌とニンニクと柚子の香り＆焼けたマッシュルームからじゅわ〜っと旨味が出て、たいへんオツなサンドイッチ。マッシュルームが出回る冬によくつくります。ブラウンでもホワイトでもO.K. 水菜も一緒にサンドしてガブリといっちゃってください（オープンサンドは具が落っこちて食べにくいから）

パンはブレドールのオーガニック・ブレッド。
精白小麦粉オンリーのパンはめったに食べないけれど、たまたま見つけたので味見してみることに。小麦の甘みがしっかりあってむしろ翌日くらいがおいしく感じた。このごろ地元の人気はブレドールがうなぎ上りだそうですが、ふむナットク。
小さなエリアの中、葉山にはオーガニックや天然酵母を扱うパン屋さんが何軒もあります。２大勢力はブレドールとボンジュール。家族は30年来の習慣で通い続けてるため、嫁いだわたしも自動的にボンジュール派（かな...？ いやいや、派閥闘争ってわけでもないの。美味しいけりゃカンタンにそっちへ流れる性分だし）　家から歩いて行けるしお店の人も皆顔見知り、天然酵母の素朴な味わいはいつ食べてもほっとする。併設のカフェレストランは季節のポタージュやパテ、ブイヤベースなど郊外のパン屋さんにはもったいない（？）実力の正統フレンチ。穴場ですよ〜　週末に仲の良さそうな年配のご夫婦が静かにお食事しているその様子は、かつてこの辺りが避寒の別荘地だったことを偲ばせる。ところが最近、楽しみだったモーニングのセットが消え、代わりにビュフェ形式となった。サラダプレートが一枚置いてあり「料理は一回までしか取れません」って。ビュッフェテーブルには10種類近くの料理が並んでいるというのに！周囲を見ればてんこ盛りにした皿を手に席へと戻る人。パンと飲み物がついて1,000円ならこれを安いと言う向きもあるかと思うけれど、食事って見た目も大切よね。
1892年創業の老舗で遠方から来る人も多い葉山の名店は、小麦のグレードや生地づくりの真面目さは変わらぬ一方、甘めの子供っぽい菓子パンがやたらに増えたりサービスや価格が変わったりなんだか迷走しているようにも感じる。流通系企業に経営が変わったそうだが、それと関係あるかな、あるよね、たぶん。久しぶりに家族が集まる翌朝は起き抜けにパンを買いサラダを用意して「懐かしい〜やっぱりこれね！」とブランチを頬張る姿がどうぞいつまでも続くよう。今週末は天然酵母のライ麦パンを買いに行こ。

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