海から採ってきた天草で あずき寒天 !


今年の寒天、できました♪
5月に海岸へ拾いにでかけた天草が干し上がり、さっそく寒天に。うーん、このプリプリの食感、やっぱり市販の寒天とはぜーんぜん違うね〜。自分で集めた天草だから格別なのか。
天草採りイベントへ参加してくださった方々からも「おいしくできた!」「家族やお客様に大好評!」とお便りいただき、Fさん家では台所で味見させてもらっちゃった(黒蜜&黒豆のシンプルな豆寒天、おいしかったです〜)みなさま、ありがとう。
海の天草は→こんなかんじ これをデッキの上でおひさまに干して、乾いたら真水で洗って、また干して...4〜5回繰り返すと、写真のように色素が抜けて「寒天の素」が完成。
鍋でグツグツ煮ると、湯がとろーんとしてくる。このプロセスを眺めると「寒天って、海藻だったなー」と改めて思う。
→天草から寒天をつくる様子はこちらをどうぞ
夏のゲストへお出しする「葉山の定番スイーツ」となってますが、だいたい最初はしらんぷりで「このまま食べてみてね」と。蜜もフルーツものっていない、ただの四角い寒天を出される方は「???」ですが、ひと口つまんで、みんなの目が輝く「うわ、なんですか? これ。 すっごい弾力!」 待ってましたと、乾燥させた天草を披露すれば「え!? この麦わらみたいなのが寒天の素? 売ってるのと違う...」「市販の袋の原料のところに天草って書いてあるでしょう? これが、その天草よ」と、もうひと盛り上がり。このサプライズとゲストの弾ける笑顔を想像しつつ、大潮の日を調べて海へ出掛ける採集から、天日干しまでの約1ヶ月半、日々の作業を楽しむ。
今年は、天草採りワークショップへ参加してくださった方々の、それぞれのおうちで「おいしい〜!」の声が上がっていることでしょう。また来年もよろしく!

黒蜜のつくり方

材料:黒砂糖100g、水1/2カップ、醤油少々。 火にかけてアクをときどき取りながら煮詰める。鍋を揺らしてみて、表面にフツフツ立つ泡が、だんだん小さくなってきたら出来上がりの合図。冷えると固くなるのを逆算して、少しサラリとしているところで火を止めます。保存ビンに醤油をちょっとたらして熱い蜜を注ぐ。醤油はぜんざいに少量の塩を加えるのと同じ理由。味がピシッと締まり甘さが立ち上がってきます。塩じゃなくて醤油を使うとなんともいえない香ばしさでグレードアップの隠し味。美味しくて通い詰めてた麻布の和食店でご主人から教わった裏技、大公開〜!

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