ホームメイド発芽玄米


だいぶ体調は戻ってきました、ご心配かけてスミマセン。みなさまからemail頂きましてありがとうございました。
昨日の「さつまいも入り スプラウト小豆玄米粥」のつくり方をリクエストいただいたので、スプラウト(発芽)についても、再度エントリーしようと思います。「たべラボ」ワークショップでスプラウト豆をメニューに加えるとメンバーさんからのリアクションがものすごくあるので、興味ある方多いのかも。
魔女っ葉さんから「知りたいのはスプラウトじゃなくて玄米粥よ」ってツッコミ入りそうですが、しばしおつきあいください〜
写真はスプラウトさせた玄米、つまり自家製の発芽玄米です。...うーん、芽が出てるの、よく見えませんねぇ(やっぱり一眼レフのデジカメ、要るなぁ)えーっと、胚芽のところにニョキっとツノみたいのが出てるのです。これで浸水して2日目。
浸水した玄米は、発芽モードになり休眠していた酵素が働きだすことで、GABA(ガンマ-アミノ酪酸)が普通の玄米に比べて3〜5倍に増え、玄米では吸収されにくかった鉄、カルシウム、マグネシウム亜鉛などのミネラルも吸収されやすくなるそうですよ。また、増えたアミノ酸は旨味成分、デンプンは甘味成分へと変化するとか。それで発芽玄米はふつうの玄米を炊いたときよりモチモチで甘〜く感じるのね。
つくりかたは簡単。とくに今の季節(気温20℃くらい)なら、傷みやすい夏場より扱いもラクです。まずは玄米を洗ってキレイな水に浸し、そのまま48時間放置。途中で3〜4回水を替えて雑菌の繁殖をふせぐようにします。1日目くらいで胚芽のところがやや盛り上がってきて2日目にはツノのような芽が出る。これは2ミリ程度でO.K.なので(それ以上伸ばすと、こんどは栄養が流れてしまうらしい)浸していた水を捨て、キレイな水でいつもどおりに計量して炊けば発芽玄米ご飯のできあがり。市販の発芽玄米もありますが、あれは、干したモミから→玄米を取り出し→浸水して発芽させ→もう一度乾燥させてパッケージに詰める...ってことなのかなぁ。ま、家でスプラウトにすれば経済的だし、買ってきた玄米がちゃんと発芽するって、なんだか安全な良いお米だとこの目で確認できる気がして嬉しいのよね。口に入れるものが安全というのは本来当たり前なのに、嬉しいって感じるようになってるのは悲しいコトですが。
同じように小豆もスプラウトにできます。小豆は水に浸けっぱなしにせず、ザルにあげて放置。詳しいつくり方は→こちら

お待たせしました、玄米粥のつくりかたデス。
材料:スプラウト小豆1/2カップ、さつまいも中1/3本、玄米1カップ、水6〜7カップ、塩少々。小豆は一度ゆでこぼし、さつまいもはダイスに切って水にさらしアクを抜く。圧力鍋に玄米、小豆、水、さつまいも、塩を入れて高圧にセットする。火にかけ、ピンが上がったら弱火にして15分。火を止め自然にピンが下がるまで待つ。
玄米粥はいつもわたしは圧力鍋で炊くのですが、土鍋や普通の鍋でもおいしくできます。土鍋なら水をもう半カップ増やし、最初中火〜強火で沸騰したら火を弱め30分。火を止め10分ほど蒸らせばできあがり。圧力鍋も土鍋もそれぞれ微妙に違いがありますので、お持ちのお鍋が何分くらいの加熱でちょうど良い炊き加減になるか、何度か試してみてくださいね。それからタイマーは必ず用意してください。出来不出来のムラがぐっと減ります。




国立健康・栄養研究所 「発芽玄米とギャバについて」
http://www.nih.go.jp/eiken/chosa/hiraharaGABA.htm






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