絹さや＆新玉ねぎの玉子とじ

気温がグングン上がって来たせいで、それまでの寒さに成長が止まったかのようだった春のお豆さんたちも、いっせいに実をつけ始めた。

カゴ一杯に、絹さやを収穫する。とれたての新鮮な絹さやは、やわらかく、驚くほどの甘さ。同じく加熱すると甘味が増す、旬の新玉ねぎと合わせて玉子とじに。豆類は収穫して時間が経つほどに甘みが消え、筋張ってくるが、いまとってきたばかりの鮮度なら、砂糖もみりんも必要なし。ごくわずかな酒と薄口醤油のみの、シンプルな味付けで、卵のふわふわと絹さやのシャキシャキを味わう。

野菜を庭先から摘んですぐに料理する、この幸せに勝るものはないなぁ。

絹さや＆新玉ねぎの卵とじ　つくり方
材料：絹さや20個、新玉ねぎ　1/2個、卵１個、出汁1/2カップ、酒小さじ１、薄口醤油小さじ１。絹さやはヘタと筋を取り、水に放してパリッとさせておく。玉ねぎは7mm厚にスライス。卵は割りほぐしておく。小鍋に出汁、酒、薄口醤油を入れ沸騰させてから玉ねぎ、一呼吸置いて、絹さやを加える。野菜に火が通ったところで、火加減をやや強め、卵を一気に加え、ふわりと膨らんだら（半熟の状態で構わない、余熱で仕上げます）火を止め蓋をして30秒ほど蒸らす。甘いのがお好みなら、出汁へみりんを少し。

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