今だけの旬味!ゆで落花生


直売所で、生の落花生。
「もう、収穫の最後だよ」ってお兄さんが言うので、それは味わっとかなくちゃ。強めの塩で20分ほどゆでる。ふにょっと柔らかい殻の中には、ピーナッツの原型。これ、栗のような、お芋のような、独特の食感で、おいしいのよねー。
お兄さんによると、落花生の収穫は9月〜10月にかけて。それから天日でじっくり干しあげ、12月に大釜で炒れば、みんながよく知ってる殻付きピーナッツのできあがり。「今はもう、どこも機械で乾燥させるからさ。ゆっくり天日で干すとこなんてなくなっちゃったよねぇ」
おなじみ殻付きピーナッツにも旬があるって、ご存知でしたか? この、新豆でつくる殻付きピーナッツを初めて食べたのは小学生の頃。千葉の親戚が暮れに送ってきたものだった。炒りたては香ばしくてこんなにおいしものか!と子供心に感激し、それからは落花生を食べるなら冬に限る。と、ココロに誓ったものでした(...ちょっと、大袈裟!?)そういうわけで、我が家(実家)では「落花生・炬燵・紅白歌合戦」がセットだった。
久しぶりにアレが食べたい、伯母に頼もうかな、それともおいしい落花生が近所で手に入るかしら...。
やや!お兄さんにテレパシーが伝わったのか?「毎年、ウチが落花生を納める豆屋さんが鵠沼にあってさ。そこは天日乾燥だよ。コクがあって、やっぱり旨いなぁと思うよね〜」「え、ぜひ教えて!」「できあがったら、頼んで持って来るよ」わーい、交渉成立。
というわけで、12月には直売所に並ぶ予定ですよ、お見逃しなく!


ピッカピカの掘りたて、大粒の落花生。湿った土のよい香りがする


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