旬味! 長井産 ウルメイワシ


魚屋さんの店先、地魚のラインナップは、ウルメイワシカマス、アジ。夏ですね〜。
お兄さんから威勢よく声が掛かる「いま揚がったばかりの獲れたてだよ〜!」
ほんとう、そうなのです。朝、家人を送りに出る頃、駅前の店の前には大きなトラックが横付けされて、魚屋のお兄さん達が自分で荷を下ろしているところに、よく遭遇する。トラックには「長井水産」の文字。こうして直接届けられるのねー。
これはやっぱり、刺身でしょう。実を言えば、ウルメをさばくのは結構面倒くさい。全長7〜8cmほどの大きさなので、ナイフを使わず手で開けるのはいいけれど、片身では刺身ひと口分にも足りない(アンチョビのフィレをご想像ください。アレをひとまわり大きくした程度)延々と数十匹もさばかなくてはならないし、ぐずぐずしていれば、柔らかい身を崩しかねないから、手早く作業するのもマスト。
さばいて、流水で洗って、塩水にくぐらせて.....。ちょっと気忙しいときなどは、一瞬、躊躇して「他の魚にしよっかなー」と思うけれども、結局、いつも食い意地の方に軍配が上がる。だって、ちっとも生臭くなくて、身に弾力があって、よくのった脂には、ウットリ甘さを感じるのです。
家に帰って、キッチンへ直行。ウルメを流しにドサっと置き、さぁ腕まくり。左から右へ流れるように作業して。大量の小魚と格闘するのも、いったんリズムに乗れば、楽しくなってくるから不思議。
仕上がった身を、しばし冷蔵庫でキュッと締め、その間にシャワーを浴びて。
さーて、ビール、ビール!


ウルメは傷むのが早いので、地元で消化されることが多いそうです。確かにこちらへ越してくる前は、あまり見たことがなかった。銀色の腹に、うつくしい青緑色の線が光ってます。う〜ん、素晴らしい!

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