おひつの楽しみ.
炊きたてをすぐさま飯櫃へ。 やっぱりおひつのご飯は美味しいなぁ^^
ずっと前から欲しかったのだけれど、少し残ったごはんには、やや立派過ぎる大きさに躊躇していた。ところが偶然、二合という愛らしい形のを見つけて、思わず飛びついちゃった。ボウルに移してラップをかけておくよりずっとよろしい。水滴がこもってベチャっとしないし、冷めてもお米の旨みがちゃんと感じられて。電子レンジにさよならして、ずいぶん経つ我が家には、これが必需品でした。
「おうちに電子レンジがないのですか!?」というリアクションには、もうすっかり慣れっこですが、わたしの場合は思い切って手放して正解。決心する前は、不便に感じたらどうしよう。家事の負担が増えるかも...と、心配が渦巻いていましたが、ぜんぜんそんなことなかった。
食材の性質を見極めて、それに合う調理法(茹でる、蒸す、焼く、煮る、揚げる...)を考え、きちんと食材に向き合い、その美味しさを引き出してしみじみ味わうのは楽しい。時間がたっぷりあるときは少し手の込んだものをつくって達成感もいっしょに、時間がないならそれなりにさっとシンプルに料理する。それは当たり前のことなのだけれど、少々便利過ぎる電化製品に、そのスキルも、それを磨く機会も預けたままにしていたことに気づいた。
なによりも、「チン、すればいいや」「チン、でもしといて」という魔法の言葉がクセもの。予め余分にご飯を炊いたり、多めにおかずをつくったりして、冷凍庫は一杯。献立の繰り回しペースに乗らなくて、フリーザーにしまいっぱなしの(いつでも食べられる、いざというときのため..)食べ物たちは、いつのまにか冷凍ヤケして、解凍する頃には、もうその美味しさは失われている。フリージングした食べ物をちゃんと使い切れなかったときの罪悪感ったら!
チン、して食べる。という選択肢のないライフスタイルは、食卓の献立を自分がマネージできるサイズへと変える。見渡せる範囲の食べ物をシンプルにいただくことって、こんなにも清々しいものだということを、そのとき初めてナットクしたのでした。
おひつのご飯は、いつもの地味な献立も豊かに演出してくれる。旬の空豆ごはんもピカピカ^^
☆空豆ごはんのレシピはこちら
というわけで、次には炊飯器にもバイバイ。土鍋、お鍋でご飯を炊けばそれでよし。タイマーもないし、保温もしてくれないけれど、圧倒的にごはんがおいしい。そしてお焦げの虜。「はじめチョロチョロ、中パッパ...」炊き上げに10分と少し、蒸らすのに10分の、30分以内に炊きたてご飯のできあがり♪
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