大潮とひじき


ひじきのシーズン到来!
先週、天草を採りに出掛けたとき、漁師のSさんから「週末は大潮だからさ、ひじきを刈りにいくよ。生をあげるからおいで」と嬉しいお誘い。この季節、海岸沿いを歩くとドラム缶のような大鍋でひじきを炊いているのを見かけます。Sさんのは茹でずに蒸し上げる方法。こうすると旨味が逃げずにふっくら炊きあがるとか。それをムシロの上に広げて天日でじっくり干し、干し上がったならふるいにかけて長ひじきと芽ひじきに分ける。さらにSさんはそれを家に持ち帰って、ついたゴミをピンセットで除く(!)夜なべ仕事をするそうです。手間ひまかかるこんな製法をする人は、もうほとんどいない。大量生産できないので他所には出回りません。そのかわりこのひじきは最高のおいしさ。水で戻すだけでふっくら、ちっとも筋がなく甘みが感じられて、そのままもりもり食べられるほど。こんな激ウマひじきはフレッシュに味わえる料理法がいちばん。Sさんオリジナルは「ひじきサラダ」新玉ねぎ、トマト、キュウリなどと豪快に混ぜ合わせ、醤油、酢、ごま油のドレッシングで。決め手はたっぷりの黒すりごまです、これは欠かせないね〜 この直伝サラダは我が家の定番になりました。5月を待って食卓に登場する今だけ限定の味。ゲストは「こんなにたくさんのヒジキ、はじめての食べ方だ〜」といって、みんなどんぶり一杯は軽く食べます。おいしいものね♪
葉山の「魚佐」で、運がよければメニューにありますよ。Sさんの手作りひじき、ぜひお試しを。



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