ふきみそ2011


というわけで、ふきみそ。
レシピはいろいろありますが、野趣な苦さを残したいから、わたしは「湯がかない」派。アクも味のうちということで、ごま油で炒めるに留めます。味噌は1年熟成の自家製。それから、三河みりん、てん菜糖。

収穫したら、10分ほど水にさらして、みじん切り。
ここはスピードつけないといけません、包丁を入れた途端にアクでどんどん黒くなっていく。

先にごま油で炒めてから、合わせ味噌を加える。みりんのアルコール分を飛ばして、できあがり。

みりんは、ぜひホンモノを。麹でじっくり熟成させた味は、まろやかで、そのまま飲めるほど(じっさい、みりんって江戸時代には女性がたしなむリキュールだったそうですね)
いろんな調味成分をホイホイっと添加して、あっという間につくられるインスタントな「みりん風 調味料」は悲しい。この、妙な体の「みりんもどき」が巾を利かせるようになった背景には、1%未満のアルコール含有には酒税がかからないとか、酒類販売の免許制度とか(みりんは酒屋でしか販売できなかったので、スーパーマーケットに置くために酒税フリーのものが開発されたらしい)、様々な理由があるそうだけれど。
一度ホンモノのみりんを使ってみれば、味の差は歴然。「あら? わたし、料理の腕前が上がっちゃった!?」と思ってしまうコト請け合い。お値段の高さを補ってもお釣りがきます。手間ひま掛けてつくられる伝統製法の調味料が、いつまでもわたしたちの味の文化として残るよう。

参考:「みりんの歴史」三州三河みりん サイト
http://www.mikawamirin.com/kodawari1.php 


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