「大根は、風に当てて干せ」の教え


寒波がやってきているそうで、今朝は冷え込みましたねー。
つめたい木枯らし吹けば、いよいよ干し野菜の季節到来。今日は、大根を干しましょう。
ご存知、三浦半島は大根の名産地。この辺りでは、水をたっぷり含んでふっくらとした、見るからにおいしそうな大根が手に入ります。しかもお値ごろ^^
けんちん汁、風呂吹き大根などの献立にと買い求めるときは、かならず「もう一本くださいな」

写真奥も、手前のも、両方とも大根1本分です。3〜4日でこのくらいにカラッと干し上がる
で、帰宅したらすかざず、1本丸ごとを、ちゃっちゃとカットして干します。晴れの日が続いて適度な風も吹けば、だいたい3〜4日で「自家製 割り干し大根」のできあがり。
この干し大根にちょうどよいのは、12月半ば過ぎからせいぜい2月まで。いくら秋晴れが続くからと、気温がまだ高い季節に、先走って干してはいけません。春の芽吹きを感じる頃も、やや遅過ぎる。
「大根はね、お日様で干すんじゃないのよ、風に当てるの。そうしないとカビるからね」とは、干し大根名人と名高い、ご近所の農家のおかあさん。なんでも、北風の吹きつける日には、浜へズラリと大根を干し、1日か2日で仕上げるそうですよ。この、名人のつくる割干し大根は、甘味があって、出汁をふっくら吸うから、めっぽう旨いと評判で、地元のスーパーマーケットにもときどき並ぶのですが、あっという間に売り切れご免。
名人の教えを忠実に守って、わたしもせっせと大根を干します。だいたい10日にいっぺんのペースで2〜3本分ずつ干上げて、煮物、サラダ、汁物の具、そしてハリハリ漬...と、日々の献立にしたり、友人たちへ差し上げたり。
それから、あんまり大きな声じゃ言えないお行儀ですが、じつはこのまま、干上げただけのを、おやつに齧ったりします。これが、甘くて、旨味があって、しみじみ美味しいのですよ〜。ちょうど塩梅よく干したさきイカのような。。年末年始にちょっと食べ過ぎたなーというときのおやつはコレ。
と、先日開催したワークショップの折り、こっそりお教えしたら、どれどれ〜と味見したメンバーさんたちは「え!? おいしい」「意外にイケます〜」というリアクション。後日「すっかりハマってます〜。これ子どものおやつにいいと思って。息子もお気に入りです♪」とお便り頂きました。ありがとう^^

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