硫黄燻蒸しない あんぽ柿


京急ストア 葉山店で見つけた 硫黄燻蒸していないあんぽ柿。
硫黄燻蒸は、硫黄を燃やして発生させた亜硫酸ガスで柿をいぶすこと。干柿の鮮やかな色を保つためと酸化防止のために行われ、残留物は二酸化硫黄。昔からの方法で基準内なら問題なしという意見もあるけれど、ドライフルーツなどの独特の臭いや舌への刺激は二酸化硫黄によるものとも言われていて、じっさいに食べるとよくわかりますがやさしい自然な甘みを感じるのはやはり無添加のもの。
砂糖や乳製品をなるべく摂らない食生活ゆえドライフルーツ、とくに甘みの強い干柿は心躍るデザート。けれどもスーパーマーケットでも高級品店の贈答用もほどんど硫黄燻蒸しているものばかり。オーガニックの干柿はオンラインショップからの取り寄せか自然食品店へ出向いて買うしかなかったので「添加物は一切使用しておりません」と誇らしげに貼ってあるシールが輝いて見えたこと!といっても無農薬の柿ではなさそう、店が消費者の健康を考えてくれたというよりは、買う側が食品に対して抱くこの頃の気分を反映しての結果だと思う。でもまずはそこからスタート。ごく普通のスーパーマーケットで買い物するときでもオーガニックもしくはエコファーマー(減農薬・減化学肥料と自然な土つくりに取り組んでいる生産者のこと)のものを選ぶといった地道なやり方であっても、きっといつかは実を結ぶでしょう。店の片隅にある「有機野菜コーナー」が中央に、いずれはそんな表示をわざわざしなくても当たり前にオーガニックなものを手にすることができるよう、いまは行動するのみですね〜
それにしても二酸化硫黄は高濃度を短時間吸うよりも低濃度を長時間にわたって吸う方がはるかに害が大きいとか。私たち消費者がキレイな色の柿を求め続ける限り、生産者の方々の健康にも影響をあたえるとしたら...。

二酸化硫黄/MNSエンカルタ百科事典
http://jp.encarta.msn.com/encyclopedia_1161542893/content.html

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