プチ断食 ジュースファスティング(Juice fasting)のすすめ


ヨガのクラスで「むくみがツラくて、足先も冷たくて。どうしたらいいでしょう」と相談が。
特に腎臓などの持病がある方ではなく、前週までの生活を伺うと、ハードスケジュールによる疲れで代謝が滞っている様子。その日は足首、ひざの裏、股関節まわりを徐々に伸ばし、続いて上半身の脇の下、首まわり。リンパ節周辺を順番にほぐしていくポーズを中心にしたセッションを行い「カリウムの多い食品を摂ってたくさんお水を飲んでくださいね」と。翌日には「すっきり調子がよくなってきました!」というメールを頂いて、わたしもホッと一安心。
もちろん病気かもしれないというときは、直ちに専門医の診察を受ける必要があります。でも、だるさや冷え、むくみや肩こりなど、病気とまでいかなくても不調なときってありますよね。何が原因かハッキリわかっているならそれを取り除けばよいけれど、どれがカラダに影響しているかよくわからないこともある。あるいは、いつも元気で食欲も旺盛!でもそのせいで常に胃腸が重い...とか。
そんなとき、基本的には健康な方なら、1日半のジュースファスティング(週末プチ断食)はいかが?
ジュースファスティング(Juice fasting)はフレッシュジュースで最低限の糖分とビタミン、ミネラルは補給しつつ、固形物を食べないで過ごす、ゆるやかな断食のこと。胃腸を休め、いつもは消化に使われている体内の酵素を細胞の修復や新陳代謝へ回す、一種のリフレッシュ。自然界の動物は病気のときは食べ物を断って体内の酵素を優先的に修復へ回せるようにするのが本来の姿とか。そういえば前に飼っていた犬も体調が悪いときは餌を与えても何も食べなかったし、わたしも熱があるときは下がるまでまったく何も食べられなくなってしまう。
ところが、寝込むほどの不調じゃないとなれば、わたしたちは毎日三度三度のゴハンを食べ、その間に甘いものやジュースやカクテル、人によっては寝る直前までなにか食べたり飲んだりし続け、まさに胃腸は年中フル回転の状態。その内臓クンたちに、しばしの休憩を取ってもらうのはよいことだと思いませんか。
一般的には3日間以上行う断食が、眠っていた体内の機能やホルモンの分泌を促し、特に脂肪層に蓄積している重金属や化学物質なども排出されるため、デトックス、体質改善などに効果をもたらすと言われています。細胞の活性化で感覚が冴え、味覚が敏感になることで、だんだんナチュラルな薄味の食べものをし好するようになり、結果的に体調が良くなるとも。ただしこれはきちんとした指導の元に行わなければ危険を伴うので、日常生活で気軽に行うなら、長くても48時間以内で。
ダイエット目的やアレルギー症状を直したい!など、過度に期待するのはイケませんよ、それよりは、まず、胃に食べ物がなくなっても元気でいられることや、カラダが軽くなる実感、頭が冴えるという感覚を経験として得てみることが大切だなと、実践するうち、わたし自身はそう思うようになりました。
そして、なぜカラダに悪いと言われるものをおいしいって思うのか、お腹が空かないのに(あるいは、お腹がもう一杯なのに)食べてしまうのか、TVを観ながらorパソコンの前で、またはストレスが溜まっているときなどに(食べているものの味に、ちゃんと向き合わないような状態で)つい何かつまんでしまうのはどうしてかといった、食べものに対する意識や行動、一日の時間の使い方(食事の支度や買い物も含め、食べることにどれほどの時間を費やしているのか知ると驚きます!)や、そんなことを発見し、食べものに対する執着や食べ過ぎてしまう罪悪感からフリーになる。食欲という、基本的で、飽食の時代にはコントロールし難い、自分に取って一番身近なこの欲求を見つめるっていうことは、いずれ他のことにも通ずると思うのですが、みなさんはどう思いますか?


具体的なジュースファスティングの方法や様子はこちら



カリウムが多く含まれる食品とカリウム含有量」簡単!栄養andカロリー計算
http://www.eiyoukeisan.com/calorie/nut_list/kalium.html





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