春の予感♪ 海岸でメカブ拾い


冷たい風が吹き荒れる日は「お、明日はメカブ拾いだ!」とスタンバイする。ダウンジャケットとニット帽で防寒装備し、翌朝の森戸海岸へ。
地元の人々はみんな勝手知ったる様子で、海岸を歩いている。...一見、散歩なのだけれど、狙いはもちろん浜へ打ち上げられたメカブメカブ採集派は、スカッと晴れた青空を背に、湾の向こうへくっきり浮かび上がる富士山の姿には目もくれず、下ばっかり見てウロウロしてるから、すぐわかるー ^^;)
強風の海では、沖にある若布の養殖場や、岩場に自生する天然若布のメカブが波にさらわれ、ちぎれて浜へ打ち上げられる。漁業権のないわたしたちは、海藻を採取することは禁じられているが、浜へ打ち上げられたのを拾うのはO.K. その日によって収穫はいろいろ。一個しか見つけられないこともある。そんな時は海岸沿いの店で売られているのをゲットして帰ればいいので、遊び気分で楽しもう。この時期の海は、そろそろプランクトンが生まれ始めて、冬の群青色から緑がかった蒼色へと、毎週変化していくのが見てわかる。かすかな春の予感。

くるくる巻いた形がユーモラス。ジャブジャブ洗って砂を落とし、

沸騰した湯の中へいれると、パーッと鮮やかな緑に!
くるくるしているところを芯からはずして、包丁でひたすらトントン叩く。すると粘りがでてきて、メカブとろろのできあがり。若布と同じようにメカブも1年中乾物や冷凍品があるけれど、フレッシュが手に入るのは2月の数週間だけ。香り、粘り、旨味と三拍子揃ったこの美味しさは、ほんのいっときしか楽しめない。
この季節は毎日食卓に登場するが、「今しか食べられないからね」と思うと、飽きることがない。刻みネギ、おかか、醤油にラー油を少々。もう、ご飯が何杯でもいけます〜〜




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