冬の焼き菓子 タルト・タタン


焼き菓子は、寒い季節に食べたくなるスイーツ。だいたい焼きっぱなしのホームメイドスタイルだけれど、家ごはんのデザートは、つくる方も食べる方も、それが気楽よね。
なかでも大好きなのは誰がなんと言おうとタルト・タタン! キャラメルりんごにタルト生地という組み合わせも、温かいのにアイスクリームを添えるのも、ツボなのだ。それから、りんごをキャラメリゼしている間キッチンに漂うあの香り〜〜
フランスには、「タルト・タタンを守る協会」なるものがあって、リンゴの種類や材料、食べ方(必ず温かいものを供し、クリームを添えてはいけない等...)が細かく規定されているそう。かの菓子への想いが伝わってくる。
今日のは、バター、卵、白砂糖を使わないヴィーガン・バージョン。グラニュー糖&バターでつくるほどにはツヤツヤの飴がけにならないけれど、エッジの部分はちゃんとクリスタルになる(嬉) つい2切れ目へ手を出しても罪悪感なしのヘルシーさに免じ、タルト・タタンと呼ぶのをどうぞ許してね。



ヴィーガンタルトタタンのつくり方
キャラメルりんご:リンゴ3個、てん菜糖大さじ2〜3、菜種油大さじ1、レモンジュース大さじ2、ヴァニラビーンズ1/2本、レーズン大さじ1。
タルト生地:A全粒粉1/4カップ、薄力粉1/4カップ、アーモンドプードル大さじ1、Bオイル大さじ3、メープルシロップ大さじ3、豆乳大さじ2

てん菜糖(大さじ2〜3)を鍋でキャラメルにしてから、菜種油、レモンの絞り汁を加え、リンゴ(3個)を入れます。ジュー!っと盛大な音がする。

ときどきスパテュラで返しつつ、15分ほど煮る。リンゴが色づいてきたらバニラビーンズ、レーズンを。バターを使わない代わりにスパイス、ドライフルーツで香りと甘味、コクを補う。
粗熱をとったリンゴを型(直径18cmくらい)へ並べ、生地をかぶせる(材料Bを泡立て器でよく混ぜて乳化させたところへ材料Aを加える)180℃に温めたオーヴンで30分。焼き上がったら10分ほど落ち着かせた後、ひっくり返して型からはずす。
さかさまタルトの語源は、「タタン」というホテルの経営者姉妹。忙しく食事の支度をしていた姉妹がアップルパイのりんごを、うっかりそのままオーヴンへ入れてしまった! 慌てて上から生地をかぶせて焼き直してみると、それはそれはおいしいタルトが出来上がったというエピソード。なんと、そのホテルは今もあります。サイトには、姉妹の写真も。

HOTEL TATIN 「タルトの歴史」
http://www.hotel-tatin.fr/tarte_historique.php





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