筍とカシューナッツの炊き込みご飯


春の献立が続きます。このいっときの旬を逃すなんてもったいない。
だんだん地元産の筍が直売所にも出回り始めた。どれ、コロンとした形の愛らしいのをひとつ選ぶ。
筍ご飯にしようと思ったが、油揚げを忘れちゃった。しかし献立の他の食材はもう揃っている、それだけ買いに戻るのもねぇ。えーと、油揚げの代わりになりそうなものって...?
カシューナッツはどうだろう、たっぷり含まれる脂質が、お揚げさんの代役にならないかしら。
酒、薄口醤油で淡い味をつけ、炊き込んでみれば、なかなかおもしろい!ほっくり栗のような、ポクポクのお芋のような食感、ちゃんと筍、ごはんにもコクを補っている。えー!? と疑う方、だまされたと思ってお試しを〜。ローストされたものでなく生カシューナッツでね^^


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ホームメイド・鮭フレーク


天然の紅鮭が手に入ったので、ひさびさの鮭フレーク。
鮭なんかいつでもどこでもあるものじゃん、なにを大袈裟なと、お思いでししょうが、ひとたび 養殖魚は食べない。というルールを決めた途端に、店で「おっ、今日は鮭がある♡」ってくらいのレアな食材になります。
「天然モノしか食べませんの」ってリッチぶってるわけではありません、でも、どうも養殖魚には抵抗がある。抗生物質など薬物の使用状況についてよくわからないということもあるし、あの濃厚過ぎる(ハッキリ言えば、しつこい)独特な脂の味、身の柔らかさ、鮭なら鮮やか過ぎるオレンジ色とか、不自然で、ぜんぜん美味しく感じられない。それに引き換え、天然の魚はサラリとしてほどよい脂、しっかり締まった身の旨味、やっぱりこれでなくちゃ。(鮭の種類の中でも、紅鮭は養殖に向かないそうなので、もし天然の表示がなくとも買う時の目安になりますね)
普段は、食物連鎖の上位にいる大型の魚も、あまり食べないので(海洋汚染の蓄積を避けるため)食卓にはイワシなどの小魚&近海魚オンリー。幸い、旬の地魚を豊富に楽しめる環境にいられて、今のところそれで充分満足している。
とうわけで、我が家的には、鮭=かなりのご馳走、です。 粗食バンザイ〜

鮭は焼いてほぐし、熱々のところへ濃口醤油、みりんを少々。
このひと手間と味付けで、冷めてもしっとりした口当たりを維持。

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フォカッチャを焼く週末


久しぶりにフォカッチャを焼く。
週末に友人が訪ねてくれて、パスタ&サラダの宴。食事のメニューをごく簡単にしたので、そのかわりパンくらいは自分で焼こうかなーと思う。久しぶりにゆっくり過ごす友との会話は楽しかった。話は尽きず、時間を忘れて深夜まで。会話が主役、料理は脇役。
朝、起き抜けにとりあえず生地を捏ねて発酵させておき、午前中は仕事。パッと思いついてパンを焼くときドライイーストは便利ね。買い置きの天然酵母イースト&国産小麦「春よ恋」100%で。シンプルなものほど材料のグレードがそのまま味になるので、その吟味もレシピのうち。

強力粉、塩、オリーブオイル、天然酵母イーストを合わせてよく捏ねる。
力仕事だけれど、無心に捏ねるうち生地がまとまってつややかになるプロセスは楽しい。

2倍に膨らみます。形成してもう30分ほどおく。

指でポンポンと穴をあけて、岩塩、ローズマリーの葉。もうひとつにはガーリックを散らす

【メール便】美味しいパン作りに!有機天然酵母(ドライイーストタイプ)9g×8袋

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旬味!むかご飯


今年も零余子(むかご)の季節到来。
旬が短く、あっというまに姿を消すので、見つけたら即ゲットです。早速ランチは零余子飯。飛龍頭の炊きもの、庭のルッコララディッシュのサラダ、なめこの味噌汁にはへぎ柚子をちょいと入れて。

蒸したり炒めたりすれば、ほわーんとお芋の香りがして、ねっとりと滋味。
近隣の八百屋さん、直売所、それから散歩途中に見かける、農家さん宅の門の脇へそっと置かれた無人販売の小さな台やら。何か目当てを買いに行こうというわけではないのだが、用を済ませる途中ちょっと遠回りなどして前を通りかかるとき、こんな季節のものに出会うと、なんだか嬉しくなる。
大きなスーパーマーケットで売られるのとは違う、小さな自然の恵み。小振りの柚子、金柑、零余子に、ずいき、山独活、山の蕗etc...。栽培しているっていうほどでもない、裏庭や裏山でたくさん採れるから、みなさんへもお裾分けねってかんじにつけられた、控えめな値段も微笑ましく。

黄葉して 隠れ現る 零余子蔓              高浜虚子



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菜の花スプラウトのせ蕎麦


小春日和の太陽で背中を温めつつ、数日前に発芽した菜の花の手入れ。
正直に言うと、少々気が重く、時間を調整して力を蓄え「えいやっ」と気合いを入れてから作業に挑みます。なぜなら...

この、ぎっしりおしくらまんじゅう状態の芽を間引きするという果てしない仕事。しかし、これをやっておかないと、少しでも太陽を求めようと、ひょろひょろ伸びてしまう。しっかりした茎の良い菜の花に育たないのよね。いざー。

残したい苗の根を痛めるので、引き抜かずにハサミでチョキチョキ。

だいぶスッキリ。うー、しゃがみ続けて腰が痛い。。

間引いたスプラウト(新芽)は、ボウル一杯。
さて、これを使ってランチ。ダイスに切った高野豆腐を出汁で炊き、山芋とろろ、菜の花スプラウトたっぷり。新芽の栄養ぎっしり。畑からキッチンへ直行の収穫ランチ。作業の後には、ご褒美が待っている。
さぁ、午後からはブロッコリ、水菜、小松菜、ほうれん草の畑へ移動して、もう一仕事!

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紅葉鯛で、鯛めし!


鯛の表面をさっと炙って土鍋にセット。これから炊きます
逗子駅前の「魚佐次」で、とびきり新鮮の天然鯛をゲット。
鯛に旬なしと言われて一年中店に並ぶ魚ではありますが、「桜鯛」「紅葉鯛」という言葉が表すように、秋の訪れとともに脂がのって美味しくなるのですよねー
写真は、昨日の我が家の夕ごはん「鯛めし」 日頃は、ディナーの写真はブログにアップしないことにしているので、今日は特別。ディナーくらいは「カメラ、カメラ!」って撮影に大騒ぎせずゆっくり楽しもうというのと、まぁたいてい一杯飲っているので、手元が危うい(?)というのが、その理由です。
で、夕食は気が向けばケータイでパッと撮って、Twitterへアップ。
プライベートアカウントでのつぶやきは、だいたい食べものと、飲んだワインと、読んだ本について。中でも、ワインの撮影と一言コメントをアップしておくのは、たいへん便利だということを発見しちゃった。ワインショップで掘り出し物を見つけ「このヴィンテージは、飲んだことあったかなー」って記憶が朧げなとき、ケータイですぐ確認できる。ワインブックをつける作業は楽しいけれど、毎週となるとだんだん苦痛になってくる。Twitterは、エチケットをはがすよりもずっと簡単ね。
えー、話が脱線しましたが、鯛の表面をさっと炙って土鍋にセットしたルックスが、なかなかナイスだったので「今から鯛めしを炊きます〜」ってつぶやいたら、あちこちからたくさんコメントやらメールやら頂きまして。「レシピを載せて!」ってリクエストも。
というわけで、ブログのネタに昇格。写真がよろしくないのは、どうぞご勘弁ください。
「鯛めし」のつくり方
材料:天然鯛1尾、米2合、水2カップ、酒大さじ1、うす口醤油小さじ2、昆布5cm、塩適宜。
1.鯛はウロコとワタを取る。身に切り込みを入れ、塩を振って30分置く。米はとぎ、ザルにあげる。
2.鯛の水気を拭いてグリルで焼く(表面をさっと炙る程度、5分くらいでO.K.)
3.土鍋に米、昆布、酒、うす口醤油、水を入れ、鯛をのせる。フタをして中火〜強火にかける。沸騰したら火を弱め15分炊く。10分蒸らす。
4.鯛の骨を取り、身をほぐしてごはんと混ぜる。三つ葉、小ネギなどをのせて。


お焦げもシッカリできてます


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たべラボBasicワークショップ開催!


たべラボBasicワークショップ開催しました。みなさま、ありがとう!
今回のテーマは「三色おはぎ」です。
メンバーさんから、わっと歓声が上がる。「大好き〜 実家では必ずつくってました」「おばあちゃんの味です!お墓参りとセットの思い出」なかには「おはぎって、どんなのだったかな...?」という方も。
お彼岸を迎えるこの時期といえば、昔はきっとどこのおうちでもおはぎ(春はぼたもち)をつくっていたことでしょう。でもいまはお墓参りと合わせ、親戚が大勢集まることも少なくなりました。
おはぎが大好きという人も、なかなか自分のおうちではつくる機会がないということで、みんな張り切って挑戦。

軽くついたもち米を、手で形よく丸めて、粒あん、きな粉、黒ごまをトッピングしていく。
「あれー、丸くならない」「黒ごまを均等につけるのは難しいですねー」形が少々いびつでも、あんがデコボコにのっかっても、自分でつくるおはぎはおいしいよね。なんども練習するうち、まあるいおはぎを、ちゃんとつくれるようになりますよ〜。
粒あんは黒砂糖、きな粉はメープルシュガー、黒ごまにはてん菜糖と、砂糖の種類を変えて味の変化を。うす甘に仕上げ、食事やおやつに何個でもイケちゃうのは、家庭でつくるおはぎならでは。


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