レンズ豆カレー(Dal talka)&秋野菜のロースト


残暑キビシき9月、少々バテ気味のカラダには良質のタンパク質で元気をチャージしたいもの。
こういうときは、スパイスをがつんと効かせた豆カレーといきましょう。
みんなが「あぁ、がっつり肉が食べたい...」というときに、わたしは「うーむ、がっつり豆が...」となるわけですが。ヨギーニの筋肉をキープする、タンパク源は豆。肉食系女子ならぬ、豆食系女子。...って、肉食系さんほどにはワイルドな語感じゃありませんね。
サイドには庭のルッコラ、ローメインレタスをサラダに。それから、朝収穫した秋野菜をローストしたものを添えて。ごはんはオリジナルブレンドの雑穀米。赤米&黒米多めブレンドはピンク色に炊きあがります。カラフルな献立で、元気をupしよう^^



トスカーナバイオレットという珍しいトマト。普通のプチトマト(写真奥)と比べてみれば、たしかに葡萄色。

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いまだけの旬味!自家製イクラをつくろう


今年もやってきました! イクラのシーズン〜 秋鮭の、生すじこが出回る時期に、つくる自家製イクラの醤油漬け。つくり方は意外とカンタン、しかも自分好みの味に仕上げれば、もう自画自賛! 店で買おうと思えば、あるいはお寿司屋さんで、年中手に入るイクラですが、フレッシュはこのいっときだけの短い旬味。そして、これを食べてしまうと、もうあまり市販品へは興味が沸かなくなってしまうほど、おいしい。
というわけで、我が家では「イクラを食すのは、生すじこが出回る時期に限定」というのが暗黙の了解となっています。
たっぷりのせたイクラ丼を、家族で楽しめるのも、自家製ならでは。どうぞお試しください〜^^

自家製イクラの醤油漬け つくり方

材料は、生すじこ、塩、冷水、漬け込み用の日本酒、醤油。


脂がのって、薄皮がツヤツヤと、しっかりしているものを選んでね。皮が破れて中身が出ているのは成熟し過ぎ。


冷水1リットルに小さじ1強の塩を加え、その中で、生すじこの皮を静かにはずします。
卵が弾けないよう、そっとほぐす。
ボウルの水を替えて、数回洗います。このとき薄皮が残っていると生臭くなるので、気をつけて。
ザルへあげて10分ほど水切り。


いよいよ漬け込み。くれぐれも日本酒はそのまま飲んでおいしいものを。
みりんを入れるレシピが一般的のようですが、わたしは洋風料理にも使うので、甘味は一切いれません。その方がイクラの旨味と甘さがよく感じられると思うから。これはお好み次第。

一晩置けば、できあがり。

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たべラボBasic 開催!


たべラボBasic ワークショップ開催しました!みなさま、ありがとう^^
夏休みが明けて、今日は秋コースの初回です。みんなに会うのも久しぶり〜 初めて参加される方も加わって、気分も新たに。
テーマは「酢飯のコツ」カジュアルで、見た目も華やか、カリフォルニア風ちらし寿司をつくります。
酒粕を原料に昔ながらの製法でつくられる伝統的な酢を使い、失敗しない合わせ酢のコツをマスターしましょう。

料理の前に、庭へ降りて食材を調達。残暑キビシい日差しの中でしたが、みんな収穫に盛り上がる!モロヘイヤも元気いっぱい。

[献立]
モロヘイヤと菊花のおひたし
根菜の吹き寄せ
カリフォルニア風ちらし寿司
秋茄子と茗荷の自家製麦味噌汁
白いんげんのきんとん 栗クリーム添え

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たべラボBasic 開催!


たべラボBasic ワークショップ 開催しました!みなさま、ありがとう〜
Basicクラスは、家庭料理の基本をひとつずつマスターするコースです。今回のテーマは「パスタソースのABC フレッシュバジルのジェノヴェーゼ」 パスタの会は、メンバーさんからの根強い人気があります。「すごく楽しみにしてきました!」みんなの笑顔に、わたしの気分もウキウキ。
まずは、新生姜でつくった自家製ジンジャーエールをウェルカムドリンクに。ひとしきりお互いの近況を報告し合います。今日はメンバーさんからのハッピーなニュースが飛び込み、みんなで「わー、おめでとう!」と乾杯〜


ジェノヴェーゼのバジルと、サラダの材料は庭で調達。サラダにはナスタチウムの花も添えましょう。



[献立]
フルーツトマトのブルスケッタ
レンズ豆のサラダ 
フレッシュバジルのジェノヴェーゼ
オーガニック甘酒&豆乳のノンシュガー・ジェラード
花とフルーツのフレーバー・ティー(MARIAGES FRERES "BOLERO")

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黒豆ごはんのおむすび


今日は忙しくなるなーというときにつくる定番おむすび。これと、適当に自分でブレンドする十穀米、玄米むすびをローテーションする
最近、「電子レンジは、いる? いらない?」というテーマが「たべラボ」でのディスカッションに、よく出てくるようになった。
電子レンジをやめようかなと考えているのは、節電へ向けた気分の高まりから、家にある電化製品が本当に必要かどうか見直そうという人、電磁波がコワい人、プラスティック容器や加工食品へ依存するライフスタイルから、そろそろ脱出しなくちゃ〜という人、キッカケはそれぞれのようです。
しかしながら、もう長いこと電子レンジを使う毎日だし、料理本のレシピやTVの料理番組でも「ここで電子レンジに入れて1分加熱」なんていうのがデフォルトだよね。抵抗を感じ始めるようになってるものの、じつは本当に良くないコトなのかどうかもわからない、一体どうすればいいのか、みんな迷っている。
さらに、その場に居合わせた人の半分くらいは、電子レンジってキッチンの必需品でしょ?というスタンスなので(当然、こちらが主流派ですね)そもそも、電子レンジ使用の是非が、話題に上がること自体に戸惑うという感じです。
「ところで、この家のキッチンには、電子レンジありませんね」「はい、もうずーっと使ってません」っていうと、みんな目を丸くする。「そんなのできますか?」「うーん、やっぱり無理かも〜」
なくたって、とくに不便はないのだけれど、そう言う人のキモチも解る。電子レンジが初めて家にやってきた頃、興味津々で使い始め、あっというまに「チン」するのが当たり前の食生活になっていったのを、もちろん経験しているし、両親の家を出てからも、いつもだいたいキッチンにあったし。
それでも、手放した理由は「味がまずいから」というのが一番だった。
電子レンジで調理したものは、なにしろ不味い。表面がカサカサ、またはベチャベチャ、固形物も液体も火の通り方が均一じゃないし。きっとわたしに使いこなすテクニックがないのだろうが、どうやっても食材の良さをぜんぜん生かせない。温め直したものも美味しく感じない。鍋の火加減を調節しつつタイミングを見て火からおろすという、料理するときに伝わってくる手の感触を奪われた状態への不自然さに対しても、いったん違和感を持ち始めたら、もうどんどん嫌になってきて、とうとうある日「手放そう」と決めた。そう決めたはいいけれど「だいじょうぶかなぁ、なしでやっていけるかなぁ」と、一抹の不安を抱きつつの選択でもありました。
こうして電子レンジなしライフをスタートし、気づいたのは、わたしはいかにコレに依存していたかということだった。
「あとでチンすればいいや」と、ご飯やおかずをいつでも多めにつくり、イザというときのためと称して冷凍食品や加工食品を買い込んだりしていたが、結局は、それほど「イザ」というときがあるわけでもなく、年中、冷蔵庫の残り物を持て余していた。アレとコレを食べ切らなくちゃーと、いつも気にしていることも、日にちが経過し、味の落ちたおかずや解凍ごはんを食べる羽目になることも、これがすごいストレスになっていたのだ。
便利で、使いこなせば家事の手間が省けると思い込んでいたモノに、じつは振り回されていたということに気づいて、目から鱗が落ちた。
電子レンジを手放せないと思うネックのひとつで、みなさんからの質問ダントツ1位が「冷凍ご飯はどうやって温めるのですか」というものですが、答えはカンタン。「余ったご飯は冷凍しない」これに限ります。
普段から家族の予定を聞いて、余分のご飯は炊かない。それでも余ったとき、急に予定が変わったときは、炊きたてを即、おむすびに。ちょっと塩を効かせてむすんでおいた、小振りのおむすび2つ3つ、キッチンの隅に置いておけば、夜中に小腹の減った人がつまむこともあるし、翌朝焼きおむすびになって食卓に登場することもある。
冷めてもおいしいおむすびを作るためには、土鍋で炊いたご飯が一番なのですが、これは次回に。
土鍋についての考察も「たべラボ」では最近のブームとなっています。「こんなにご飯がおいしいなら、電気炊飯器も要らないかもって気になってきました〜」はい、我が家も電気炊飯器を置かない生活ですが、まったく不便を感じませんよ^^

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佐島産 地だこ飯


佐島の地だこは、これからが旬。柔らかくてプルプル〜
従姉妹が遊びに来て、ランチパーティ。
子どもの頃からしょっちゅう行き来して、姉妹みたいに育った。小さい頃から彼女のコトをなんでも真似したくて、わたしのアイドル、憧れのお姉さん。学生時代も無遠慮に新婚家庭へ入り浸っては、ベビーたちを抱かせてもらったり、料理をお手伝いしたり。お互いに仕事を持ち、家族の世話などで忙しくなって、しばらく遠のいたけれど、久しぶりに会ってみれば、いろいろ言わずとも、すぐに心は子ども時分へ戻っていく。
おいしいもの食べて、とめどなくおしゃべりして、海を見がてら港へ買い出し。大はしゃぎのマダム2人を前に、成人した末娘(←それはそれは可愛いベビーで、抱っこするとミルクの甘い香りがした〜♡ 月日の経つのは早いね)は、半ば呆れ顔だ。

手土産のミックスビーンズ・サラダ。 前の晩に乾燥豆をポットに入れ熱湯を注げば、翌朝少し茹でるだけですぐ料理に使えるそう。忙しいママが編み出したテクニックね。

ランチに用意した地ダコのマリネに「わ、東京で売ってるのと全然色も違う!!おいしい〜」と、テンションup
丸吉水産へ電話を掛けてみたら、お兄さんが「まだあるよ」「じゃ、今から行くね。ひとつ取っておいて」急遽、港へ買い出し。マンボウの刺身にイワシに、薫製と、いつの間にか両手にお土産を買い込んでる従姉妹。この食いしん坊は、血筋だ〜


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白いんげん豆のトマトスープ


嵐のため、終日家の中で過ごす土曜日。
この1ヶ月は、都心のパーティーや会食の予定も取りやめになったり、見合わせて延期など。代わりに、近所のごく親しい友と寄り合い、ひとときを過ごす機会が増えた。こうなってみれば、これが今の身の丈に合う気がしている。高層ビルの夜景を見下ろす華やかな社交場より、部屋の明かりを落とし満天の星を眺める夜がいい。
というわけで、今日は冷蔵庫とパントリーをのぞいて、家にある食材で献立を賄うことにしよう。パズルゲームみたいで面白いじゃない。
買い置きの根菜類、一昨日ゆでてあった冷蔵庫の白いんげん豆、トマトの缶詰、キッチンの窓辺でグラスに差してあるタイム、ローズマリーオレガノを使って具沢山のスープ。イチジク入りパンが少し残っているが、これじゃ食事にはちょっと足りない、天然酵母のフォカッチャを焼いて追加。粉は国産小麦「春よ恋」それにコールドプレスのオーガニックオリーブオイル、フレーバーは岩塩とローズマリーの葉で。
添えの生野菜はパプリカ、セロリ、春にんじんのスティック&味噌ディップ、お裾分けの夏みかん
豪勢でも、華やかなでもない、いつもの食卓だけれど、ネガティブな情報が押し寄せ、些細なことでも心の揺れてしまう日々には、自分の手を使い、舌で、カラダで、確かに触れることのできるリアリティが、とても大事。


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